モロッコ:野菜・果物への増税決定についてEUと協議
2014年04月26日付 al-Hayat 紙
■モロッコ:野菜・果物への増税決定についてEUと協議
【ラバト:アナトリア通信】
モロッコの農業水産大臣が発表したところによると、モロッコは来週にベルギーの首都ブリュッセルで、欧州連合(EU)との交渉の第2ラウンドを行う。これは、今月7日に欧州議会の農業委員会が承認した野菜と果物の増税決定について、双方の合意を追求するためのものである。
モロッコ北部のメクネス市で昨日(金曜日)、その決定に関してモロッコとEU間の第1交渉ラウンドが行われた。その中心には、ヨーロッパ向けの野菜と果物の輸出に悪影響が出るのではないかとのモロッコの恐れがあった。
昨日、交渉ラウンドでは、モロッコ側からアズィーズ・アハヌーシュ農業水産大臣が議長を務めた。一方EUからは、欧州委員会の農業・農村開発総局長であるイェジー・ボクダン・プレヴァ氏が交渉に姿を現した。
アハヌーシュ大臣は「昨日のラウンドを特徴づけるのは、双方が満足する折衷案に至る提案についての議論だった」と述べた。そして「それに関する適切な決定をする前に、農業水産省はこの提案をモロッコの農業部門の当事者に伝えるだろう」と述べた。
欧州委員会の農業・農村開発総局長は「この問題で双方同意の解決に至るための、モロッコとEUの能力を信頼していること」を表明した。
昨日金曜日メクネス市では、モロッコとEU間で合意書への署名が行われた。それによると、EUはモロッコに総額6,000万ドル相当の無償援助を与えた。これはモロッコの農業計画を支援するためであり、モロッコの農業力を強化・上昇を目的としている。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:33709 )