アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニー「ジハード精神を大学生の中に強化せよ」
2014年04月26日付 Jam-e Jam 紙
アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーは、ジハード精神が大学生らの中に強化される必要があると強調した上で、「敵は、我が国の若者が彼らに身を委ね、自分自身を売り渡してしまうようになることを望んでいる」と述べた。
メフル通信によると、マルジャエ・タグリード(シーア派の最高権威)である同師は木曜日の夜、〔通信制大学の〕パヤーメ・ヌール大学の学長ならびに同大学の高官らと面会し、次のように語った。「使命は時代の変化にしたがって変わっていくだろう。つまり、特別な状況下では新たな使命が我々に与えられる、ということである」。
同師はまた、各学問分野でイスラーム世界が有してきた〔優れた〕歴史について言及し、次のように述べた。
科学や学問がイスラーム諸国で栄える一方で、西洋人たちが無知蒙昧だった時代があった。こうしたことから、我々は〔イスラーム世界が誇った〕科学や偉大な学者たち(ウラマー)の歴史について、理解を深めることが必要なのだ。
同氏はさらに、「彼ら〔=西洋列強〕はイスラーム教徒に衰退をもたらし、彼らを専制支配と抑圧のもとに置いた。そしてウラマーたちを脇へと追いやり、孤立させた。しかしそれから何年も経って、神の恩寵がわれわれに与えられた。イマーム・ホメイニーの運動によって、自信が敗北感に取って代わったのである」と続けた。
同師は、イスラーム革命は世界の政治的な構図を破壊したと指摘した上で、「敵は、我が国の若者が彼らに身を委ね、自分自身を売り渡してしまうようになることを望んでいる。それゆえ、大学に関係している者たちがイスラームのあらゆる側面について知識を深め、侵略に対抗するために、神に関する学問を学ぶことがふさわしいのだ」と語った。
シーア派信徒が従うべきマルジャエ・タグリードである同師はその上で、「大学生らが西洋諸国の脅しに直面して自らのジハード精神を失わないようにするためにも、彼らの中にジハード精神が強化される必要がある」と強調した。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
関連記事(ヌーリー=ハメダーニー師「われわれの文化はいまだイスラーム的とは言えない」)
関連記事( ハーメネイー最高指導者、自国の強化の必要性を強調:新年の演説で)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:8412103 )
( 記事ID:33779 )