ボル県庁の決定によって、夏営地の不法建築物の撤去が始まった。ユヴァ村の夏営地に、サミ・オズカヤ氏が14万7千リラを費やして建てた3階建ての建物で、湖の景色をうかがえる家が撤去された。重機の前で止めようと努めるひとりの人物は、軍警察を手こずらせた。
ボル県にある夏営地の欠陥建築を止めるために、夏営地の家の条件を帯びない家は、撤去されると決まった。第一段階では、ユヴァ、ドドゥルガ、ペリトチキ、イェニアクチャカバク、ビュルニュク村の夏営地の、6つの家が不法だとされた。ボル県特別行政体局、食・農業・畜産業県支部、県軍警察司令所、ボル市消防局、そして救急車からなる一団が、朝、撤去が行われるユヴァ村の夏営地に向かった。30トンの重機を運ぶ牽引車両は、細い道に苦労した。泥に覆われた道に車両が沈んでしまい、10キロの道で2時間かかって夏営地に到着した。
夏営地にある家の所有者であるサミ・オズカヤ氏が、家を撤去されないように軍警察隊に向かって何分にもわたって叫んだ。ボル県庁の撤去命令が読み上げられたの受けて、警察のロボコップメンバーがとった行動を合図に、撤去が開始した。家の隣にある場所で撤去をみていたオズカヤ氏の近親者は、重機が家の円柱を撤去し始めたとき、家に走った。重機の前に身を投じたジハン・オズカヤ氏の手に手錠がかけられて、辛うじて抑えつけられた。軍警察隊を大変な手こずらせたジハン・オズカヤを見ていた母、マクブレ・オズカヤ氏は、涙を流した。軍警察隊は広範な安全措置を取ったのち、家を撤去した。
ボル県特別行政体局が不法だとした他の5つの夏営地にある家の撤去も続けられることがわかった。
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( 翻訳者:岡田 唯 )
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