ベイオールのイスティクラル通りで、若い女性が、長年改修されてこなかった割れた舗石に引っ掛かり、手から転び、昼時に病院へ搬送された。
女性は救急車で病院へ搬送され、治療を受けた。
イスタンブル市長カーディル・トプバシュ氏は、2年前の「イスタンブル解放の日」(10月6日)、イスティクラル通りの路面状態が酷いため歩くのに難儀し、新聞記者の質問に対し、「イスティクラル通りは、もうイスタンブルに相応しいものにならねばならない」と述べていた。
昼食休憩のため、イスティクラル通りを通行していた若い女性が、ヒュセイン・アー・モスク周辺で、隆起した舗石に足をひっかけ転んだ。手から転んでけがをした女性は、居合わせた周囲の人々により助け起こされ、椅子に座った。転んだという通報で、現場にはまず消防隊が到着した。続いて救急隊が到着し、彼女は応急処置を受け、病院に搬送された。
■トプバシュ市長:「イスティクラル通りはイスタンブルに相応しいものとならねばならない」
イスタンブル市長カーディル・トプバシュ氏は、2012年の「イスタンブル解放の日」(10月6日)、イスタンブル県知事ヒュセイン・アヴ二・ムトゥル氏、ベイオール地区長アフメト・ミスバー・デミルジャン氏と共に(イスティクラル通りを)歩いた(行進した)際、イスティクラル通りの陥没について問われ、下記の通り説明した;
「郷愁を誘う路面電車の振動が、路面を剥離させ壊している。つまり、セメントモルタルの接着する特性を奪ってしまっている。どうしても(表面の)素材が路面に定着しない。イスティクラル通りでは、コンクリートを流し込む時も何度となく掘り返される。残念ながら、少なくとも年間40回は掘り返されているのだ、ケーブル用を通す穴、天然ガス用の穴のように。これらが原因で、重大な問題が生じた。我々は地下調査を、条例を定めて、終えさせた。道路の表面舗装に関する新たな試みを行っているのだ。通りの両側には、配管が敷かれている。ここに電気ケーブルを通す。これ以上、イスティクラル通りを掘り返してはならない。ケーブルはそこを通るようになる。もはや、これ以上この問題に悩まされないようになるはずだ。イスティクラル通りはいよいよイスタンブルに相応しいものとなる。スルタンアフメトを見て欲しい。私たちはやった。訪問者は大変満足している。イスティクラル通りも、長年悩まされてきた問題がもう起きないような状態にするつもりだ。路面の舗装のため、材料や敷石を1~2つ、選択する。このことについて、来週、ワーキングチームと共に現場検証を行う。ベイオール地区長と適切な選択を行い、すぐに開始する」。
トプバシュ市長のこの説明から今日まで、イスティクラル通りの陥没に関する作業は未だ開始されていない。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:33810 )