夏が近づくとともに割礼の季節も始まった。多くの病院で、キャンペーンと銘打って割礼手術が行われている。
病院が提供する特別価格は、保険のある患者に対しては250~500リラの間で変わり、住民権がある場合は割引される。しかし社会保障機構庁は病院に、割礼のために54リラを支払うとき、2倍に上乗せし、108リラに価格設定することができると定めている。
子どもをアヴジュラルの私立病院で割礼させようと考えているN.K.さんは以前に、値段が312~462リラの間になると知らされた。しかし社会保障機構庁の公定価格よれば、病院側が取れる値段が最高で108リラであることを知ったN.K.さんは、この値段で子供を割礼させることにした。
患者の権利活動家協会のオルハン・デミル会長は、「政府は支払価格を108リラと定めた。キャンペーンというにはこれ以下の値段であることが必要だ」と話す。デミル会長は、市民に対し、社会保障機構庁のウェブサイトで患者が支払う最高金額を調べたあとで病院に行くことを勧めている。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
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