タクスィムのソマへの抗議運動に警官隊、激しい介入
2014年05月14日付 Radikal 紙


ソマで命を落とした274人の労働者のために、いくつかの労働組合と様々な市民社会組織がタクスィムで行ったデモに対し、警察の介入は厳しさを増した。

地下鉄駅(チュネル)に集まってタクスィム広場へ向かって行進しようとしたデモ隊へ、警察がガラタサライ広場で介入を行った。

19時頃トュネルに集まった集団は大勢の集団は、スローガンやプラカードを掲げて行進をはじめた。しかしながらこのデモ隊の行く手は、ガラタサライ広場で放水車と機動隊によって阻まれた。デモ隊がタクスィム広場への行進を強行するや、警察の介入に直面した。デモ隊に対して放水車(TOMA)から水と催涙ガスが撒かれた。通りを濃い噴煙が覆った。デモ参加者も警察に対して花火と石で反撃した。衝突の間、車いすの市民が警察とデモ隊の間に取り残され大変な思いをした。イスティクラール通りで観光していた旅行者も催涙ガスの被害を受けた。

■赤ん坊を連れた家族も大変な思いをした

衝突が続く中、通りの店はシャッターを閉める一方、催涙ガスを浴びた沢山の人たちが通りのビルやオフィスへ逃げ込んだ。赤ん坊を連れた家族も衝突のど真ん中に取り残され大変な思いをした。子供を抱いた父親は、妻と一緒に走って衝突現場から逃げた。

デモ参加者は3つのグループに分かれ、長い時間警察と対峙していた。衝突の間、警察のヘリコプターも通りの上で低空飛行しながらデモを追跡した。

■タクスィムで沢山の逮捕者

トュネルに集まりタクスィム広場へ行進しようとしたグループに警察が介入した後、デモ参加者はタルラバシュ通りへ向かって逃げた。警察とデモ参加者の間の追いかけっこは長時間続いた。警察が放った催涙ガスにより、周囲にいた外国人観光客も被害を受けた。警察は、周囲のオフィスに逃げこんだ10人以上のデモ参加者を逮捕した。一部デモ参加者のカバンから出てきたと言われる火炎瓶も警察によってマスコミに示された。

■新たな介入

イスティクラール通りに新たに集まったデモ隊に、警察がさらに水と催涙ガスで介入を行った。一部デモ参加者が警察による介入の前に、放水車の前に座って抵抗を示した事が注目を引いた。デモ隊の幾人かは、自分たちを阻止しようとする警察に花火を投げつけた。長く続いた衝突で、多くの人が逮捕された。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:33879 )