ソマ炭鉱事故―何故、被災人数が明らかにされないのか?
2014年05月14日付 Radikal 紙
ソマ炭坑で閉じ込められた労働者の数が明らかになっていないのは、不法労働者(無登録労働者)がいるからなのだろうか?
ソマ炭坑の大惨事の後に、炭坑の中の労働者の数も、死傷者の数に関しても、ソースによって違った人数となっている。しかしながら労働者の数も炭鉱内の状況の最も正しい情報も、救助活動に当たる労働者達からもたらされた。これらの中で特に炭坑の中にいる労働者の数に関して一つの情報があった。当地から生中継をするCNNトルコの今朝の放送で話してくれた労働者が、手に持っていたカードを見せながら、「俺達はこのカードをもって行ってランタンをもらって下へ降りて行く。だけどカード無しでランタンをもらって働いている奴らもいるんだ。」と言った。
ソマ炭坑で無登録の下請け労働者が働かされているという情報があって、以前問題となり、労働者達は下請け業務に反対するキャンペーンを行っていた。しかしながら労働省によって行われた調査では、炭鉱では法律に違反したやり方で労働者が働かされていることはないと結論付けていた。
タネル・ユルドゥズ・エネルギー相は事件に関して今朝行った最新の発表で、「炭坑の中に何人の労働者がいるのか」という質問がしつこいまでに繰り返されるや、「私が数の増減を言って、世論を誤った方向に導きたくはない。何故ならばこの炭鉱は民間企業であり、民間会社の数字なのだから」と答えた。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:33880 )