イズミルでソマ抗議のデモへ警察の介入!
2014年05月16日付 Radikal 紙


イズミル県で、マニサ県のソマ区で起きた炭鉱事故に対する抗議デモを行った群衆に、警察による放水車を伴った介入が行われた。警察部隊は市民の反撃によって撤退し、群衆によるデモは続けられている。

ソマの炭坑事故に対しデモを行おうとした若者達は19時頃アスランジャク地区のクブルス・シェヒトレリ通りの入り口に集まった。500人ほどからなる群衆は「ソマの責任をとれ!政府は辞職しろ!」「イズミルはソマを守れ!」と言ったスローガンを叫びながら、タラートパシャ通りから共和国広場へ向かい行進していった。これに対応した警察部隊は、広場に近づいてきたデモ隊に第2海岸通りで放水車を用いて介入し、撤退し始めたデモ隊を追跡した。放水車はギュンドードゥ広場の近くへまで退却したデモ隊にもう一度ここで放水して攻撃した。しかし、そこにいた市民達の反撃によって警察は退却し、放水車も距離を置いた。デモ隊は改めてクブルス・シャヒトレリ通りの入り口に集まり、放水車が再び介入を行うであろう事を予想してバリケードをつくり始めた。反対運動は続いている。

■フェリーに乗った若者達が逮捕された

イズミルでクブルス・シャヒトレリ通りの入り口で集まって反対運動を続け、バリケードを作って火を放つ集団に警察はもう一度放水車で攻撃をした。その後、機動隊が投入され、デモ隊はギュンドードゥ広場の方や路地へ逃げた。デモ隊の幾人かはフェリーに乗りこむと、大捕物が繰り広げられた。若者達の1人が船長室に入ったのをみた警備員達は、船長が人質にとられたと考え警察に通報した。このために港にあったフェリーに乗った警察部隊は、船長室から出てきた若者を含め、フェリーに乗っていた3人が逮捕された。デモ隊が救命ボートにバックパックを隠したことも判明し、バックパックからは石やメガホンが出てきた。警察はかなりの数の人を逮捕し、ギュンドードゥ広場やその周辺で小さな集団に別れたデモ隊へ対する追跡が続いている。

警察隊をみた市民は、時々反対行動を行っている。

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:33905 )