アンタルヤ県バルサク市カルシュヤシャ地区に住む一児の母ギュルバハル・デイルメンさん(41)はとんでもない不幸に見舞われた。1か月前に深刻な不和により16年連れ添った夫と離婚調停に入ったデイルメンさんは、夫から精神的な暴力を受け始めたと主張する。デイルメンさんは、2階建ての自宅は夫名義であったため家から出て行くよう強要されたと述べ、さらに「私がこの要求を断ると夫は電気を止めました。私はそれでも屈しませんでしたが、圧力は日を追うごとに強くなっていったのです」と語った。
デイルメンさんはある一般企業でお茶くみ係として働いている。デイルメンさんは「今日近所の人が、『あなたの夫があなたの家をブルドーザーで壊しているわよ』と電話で教えてくれました。最初は悪い冗談だと思いましたが本当のことだと分かり、すぐに休みを取って仕事を早退しました。そこに行ってみるとあまりのことに驚き、悲嘆にくれました」と話した。
■子供は中にいた
デイルメンさんは、仕事から帰って来て見た光景を涙ながらにこう語った。「16年間私が汗水たらして働いて建てた家を夫は破壊しました。怒りにまかせてブルドーザーを使い、私の家の片側を完全に壊して、中にあったものを壊れた壁から出して持って行ってしまいました。それだけではなく、夫が家を壊す間、15歳の息子が家にいたようなのです。今問います、このような正義があるでしょうか、女性の権利を擁護する人はどこにいったのでしょうか。」
■私はどうしたらいいのでしょう
「爪に火をともしてお金を貯めて建てたこの家をどうして壊すことができるのでしょう?家がこんな状態になったのを見て警察を呼びました。でも警察は「我々は何もできません。検察庁に行ってください」と言いました。私はそこにも行って事情を話しましたが今私はどうしたらいいのでしょう、だれのところに身を寄せればいいのでしょう、こんなことをした恥知らずは何の罰も受けないのでしょうか?誰かこの問いに答えてください。さらにその恥知らずが私の子供も連れて行ってしまいました。こんなことをした男に子供を預けられるでしょうか?」
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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:33942 )