テヘラン金曜礼拝導師は文化問題には注意を怠らないことが必要だと強調した上で、「内務省、情報省、文化イスラーム指導省、科学技術省、および教育省は文化問題に対して、これまで以上に注意を向け、シャリーア上の責任感を持つべきだ」と述べた。
ファールス通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのサディーギー師はテヘラン金曜礼拝での説教で、さらに次のように付け加えた。
各省庁は人を任免する際、敬虔であるかどうかを考慮に入れるべきだ。国の文化的状況に敏感でなければならない。テヘラン市内の一部の地域では、ビー・ヘジャービー〔※女性がイスラーム的に妥当とされる服装をせずに、公衆の面前で髪の毛などを露わにしている状態〕が完全にまかり通っている。各種の俗悪が、衛星放送やインターネットを通じて、各家庭に入り込もうとしている。
サディーギー師はまた、次のように述べた。
革命最高指導者は仮想空間について、極めて重要な問題との見方を示されている。実際、師はこの問題を管理するためのチームを、大統領とともに指名された。諜報上、安全保障上、および経済上の側面を有するソフトウェアが自由にはびこるようなことは、他の国でも許されてはいない。
同師はさらに、次のように続けた。
誰もが法律に従って行動する必要がある。特にイスラーム教徒であり、宗教にコミットしているわれわれは、罪が蔓延することのないよう、若者たちを助けてやらねばならない。これは憲法にもある「善を命じて悪を禁ずる」〔の原則〕によって求められていることなのだ。
サディーギー師は昨日の金曜礼拝での説教の別の箇所で、「核問題ではレッドラインを守る必要がある」と強調した上で、「〔核の〕研究と開発をめぐる問題について交渉することはできない。我が国の研究者たちは邪魔されることなく、研究を進める必要がある」と付け加えた。
同師はその上で、「もう一つの問題は、遠心分離器の数をめぐる問題である。〔欧米諸国がイラン国内で稼働する〕遠心分離器の数について決めようとすることは〔イランへの〕過度の要求であり、ゆすりである。相手側を見くびった姿勢である」と述べた。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:33976 )