エルドアン首相、プーチン大統領とシリア問題で電話協議
2014年05月30日付 Radikal 紙
エルドアン首相が、ロシアのプーチン首相と二国間関係、ウクライナ情勢、クリミア自治区、シリア問題などについて電話で会談したことがわかった。
首相府からの書面発表によると、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相とロシアのウラディミル・プーチン首相の間で本日(5月30日)正午ごろ電話会談が行われた。
会談では二国間関係のほか、ウクライナで行われた大統領選挙を筆頭に国際情勢についても意見交換がなされたとされ、次のように発表された。
「エルドアン首相は、ウクライナでの選挙結果が敬意を持って受け止められることが、問題の対話を通した解決において非常に重要であるということを強調した。また、クリミア自治区に住むクリム・タタール人の権利と法の順守をトルコとしても強く望んでいると述べた。クリム・タタール人の権利と立場が、クリム・タタール国民議会をも含んだ話し合いのプロセスにおいて議題とされる必要があると強調した。エルドアン首相はこれに関連して、クリム・タタール人のリーダーであるムスタファ・アブドゥルジェミル・クルモール氏にたいして適用された禁止措置の撤回および、クリム・タタール国民議会のレファト・チュバロフ議長との面会の許可が有益な一歩となると述べた。」
2首相の会談では、シリア問題にも言及されたといい、次のように発表された。「エルドアン首相は、トルコがシリアにおける死者の増大に終止符がうたれることを望んでおり、現体制が政権にとどまりつづけるために急進的テロ組織と協力するという展開によりもたらされる脅威に対し、連携のとれた行動がされなければならないと言及した。」
会談では、二国間の協力の戦略的重要性が示され、エネルギー分野の共同プロジェクトをはじめ商業・経済面で合意に達した議題の実現を、両国とも非常に重要視していると述べたことが伝えられた。
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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:34098 )