ゲズィ運動1周年、アンカラ・イズミルの逮捕者は67人
2014年05月31日付 Hurriyet 紙

ゲズィ運動から1年となる日、アンカラのクズライ広場では、広場を占拠したグループを機動隊員が放水と催涙ガスで妨害。一方イズミルでは、約1000人のグループがバスマネ広場からギュンドウドゥ広場までデモ行進を行い、アダナでは警察が活動家らに警告した。

アンカラのクズライ広場では、ゲズィ運動1周年を機に集まったグループに警察が介入。第一回の介入行為は18時50分にクズライ広場に集まっていたグループに対して実行された。なお、ゲズィ運動1周年を前に、アンカラ警察は昨日午前以降、クズライ地区と首相府建物のある区域で広範囲にわたる警備を行っていた。また、空からは常に警察ヘリが監視していた。
夕方18時になると、集まった1500人の市民がトゥナルからクズライまで行進をしようとした。クズライに集まったグループが大通りを通行止めにしたため、警察はまず同グループに警告をした。警告を受けてもなおグループは解散せず、18時50分に機動隊が放水と催涙ガスによる介入を行った。
ズィヤ・ギョカルプ通りに向かって行進した市民らは警察の妨害に花火や投石で応戦。その後、デモ参加者らは各路地へと離散し、警官隊はデモ参加者をコレジ交差点まで移動させた。再度、集まった市民にはその後も介入活動が行われた。

■昨年命を落としたエトヘムさんの弟も逮捕

アンカラでは、ゲズィ運動中、警察の銃弾が原因で死亡したエトヘム・サルシュルュクさんが撃たれた場所に、活動家らがカーネーションの花束を捧げキャンドルを灯した。今回の警察介入行為で、エトヘムさんの弟ジェム・サルシュルュクさんを含む47名が逮捕された(うち4名は弁護士、2名が18歳未満)。
クール公演でも夜20時ごろ、約2000人の市民が集まり、「ゲズィ・フォーラム」を開催した。同フォーラムでは、共和人民党(CHP)のカメル・ゲンチ議員(トゥンジェリ県選出)や記者ベキル・ジョシュクン氏も演説を行った。演説後には約700人がスローガンを掲げながらクール公園からクズライ付近のオルグンラルまで行進。しかしオルグンラルに警察によるバリケードが築かれており、警察側がデモ行進を認めたかったため市民らは解散した。

イズミルでもゲズィ運動1周年の追悼イベントに警察の介入があった。日中~夕方まで広場で続いたイベントは、日が落ち暗くなるとともにデモに出発。広場を離れた一行はスローガンを掲げながらタラトパシャ大通りに出た。一行はまず共和国広場を通り、その後コナクへ向う際、エーゲ海地方商工会議所の前で警察により足止めされた。警察に石やビンによる攻撃で反抗した市民らは、TOMAが散布した催涙ガスでもと来た道を戻ることに。その際には、タラトパシャ大通りに通じる全路地の電灯はすべて消されていた。警察がデモ参加者を追いたて、パサポルト区域のカフェなどにいた市民を逮捕しようとした際には市民からの抗議があった。
逮捕者多数のイズミルでは、警察がデモ参加者らを即座にギュンドウドゥ広場に追いやった。デモ参加者がバリケード代わりとして道路中央に駐車していた車両も警察により撤去された。

共和国公園に集合した群衆らは公園で演説を行った後、20時30分まで再度デモ行進用通路に出て公正発展党(AKP)の県支部ビルがある水曜市場へと行進した。警察当局はバリケードで道路を封鎖しデモを妨害。またTOMA車両も動員し群衆に対し解散するよう警告した。その際、デモ参加者の数名が警察に向かって投石すると緊張状態が一気に高まった。警告と口論に続き、デモに参加した数グループが警察の築いたバリケードとTOMA車両の正面に座り込んだが、21時30分にようやく共和国公園に戻っていった。

■50名逮捕

イズミルでは警察が催涙ガスで介入し、デモ参加グループから50人の逮捕者が出たことが明らかになっている。逮捕者はバスで警察署の建物に移送され、その他のデモ参加者らは解散。コナク地区と共和国広場の間の区域では現在も警察が警備を続けている。

■アダナで警察介入

アダナでも、ゲズィ公園での出来事から1年を機に集まった市民らに対し、警察が介入をおこなった。

■エスキシェヒルのゲズィ運動1周年デモには5000人参加

エスキシェヒルでは、ゲズィ公園運動1周年で約5000名がデモを行った。デモ参加者の群衆は「アリ・イスマイル・コルクマズは永遠に」のスローガンを何度も何度も叫んでいた。

ゲズィ運動1周年の夕べ、多くの人々が「アリ・イスマイル・コルクマズ公園」と名付けられたホシュヌディイェ区ポルスク大通りにあるエティ公園に集合した。参加者数は5000人にも上り「まだ始まったばかり、戦いを続けよう 」と書かれたプラカードを広げてデモ行進を行った。ポルスク大通り、シャイル・フズリ通り、ジェンギズ・トペル通り、大学通りを行進したデモ参加者らは、 「アリ・イスマイル・コルクマズは永遠に」、「内閣解散」、「タクスィムは各地にある、抗議も」、「革命の殉死者は永遠に」などのスローガンを叫びながら練り歩いた。
群衆は大学通りのエスパルク・ショッピングセンターの前でデモを終了。同ショッピングセンター前でフォーラムを開き、ゲズィ運動に関する演説をおこなった。

■カイセリのデモ

昨年イスタンブルのタクスィム広場から始まりトルコ全国に波及したゲズィ運動の1周年に、カイセリでは約500人が集まった。参加者はゲズィ運動で命を落とした犠牲者の写真を手に「タクスィムは各地にある、抗議も」と叫びながらのデモ行進を行った。

スィヴァス通りの教労組合(Eğitim- Sen)正面に集まったNGO代表者や政党代表者らは、「ゲズィを思い出せ、汚職を、ソマ炭鉱事故を忘れるな」と書かれたプラカードを掲げ約1キロメートル先の共和国広場まで行進し、広場でメディア会見を行った。メフメト・アイヴァルタシュ、アフメト・アタカ ン、エセム・サルシュルュク、ベルキン・エルヴァン、メデニ・ユルドゥルム、アリ・イスマイル・コルクマズ、ハサン・フェリト、ウール・クルト(いずれもゲズィ運動の犠牲者)の写真を手に持ったグループが犠牲者らの名を1人ずつアナウンスし、「彼らはここにいる」と叫ぶ様子もみられた。

参加者らは、「タクスィムは各地にある、抗議も」、「まだ始まったばかり、戦いを続けよう 」、「アリ・イスマイル・コルクマズは永遠に」、「革命の殉死者は永遠に」 「反乱、革命、ベシクタシュ」、「内閣解散」、「ベシクタシュはファシズムに反対する」などのスローガンを叫んでいた。
デモ行進により通りが渋滞し、警察がデモ隊に歩道を歩くよう警告した。しかし、通りすがりの車両などもクラクションを鳴らしたり、Vサインをつくるなどしてデモ参加者を応援する様子が目立った。
共和国広場までスローガンを叫んだり歌を歌ったりしながら歩いた群衆は、ゲズィ運動で命を落とした犠牲者に黙とうを捧げた。約500名が参加したデモは、プレス会見と参加者全員の合唱で幕を閉じた。

■イズミットでデモ:1000人がプラカード、スローガンで行進

ゲズィ運動から1年。コジャエリでは夕方から1周年記念のデモ行進が行われた。約1000人の群衆はプラカード、スローガンを手に共和国公園をめざして市内を練り歩いた。行進中、警察は公正発展党県支部ビル周辺の広範囲にわたる保安活動を行った。

イズミットでは、夕方18時から中央銀行ビルや遊歩道沿いのフェティイェ交差点に人々が集まり始めた。繰り返し聞こえるゲズィ運動関連のスローガンのなかには、内閣解散要求も混じっている。ゲズィ運動の犠牲者らの写真を手にした群衆は18時30分に行進をスタートさせた。警察の厳重な警備下で、群衆は遊歩道からアレムダー通りを越えて共和国公園に到着した。公園からデモに加わった人も含めて、参加者は総勢2000人となった。参加者が共和国公園でスローガンを叫びながら待機を続けるなか、警察はAKP県支部ビル周辺にバリケードを築き保安活動を行った。

■スィヴァスでは「ゲズィ公園」デモ

ゲズィ公園で起きた一連の出来事から1周年が経ち、スィヴァス民主主義プラットフォームのメンバーらが記者会見を開いた上で座り込み抗議をおこなった。

スィヴァス中心地に集まった約100人の市民は公正発展党(AKP)の政策に抗議するさまざまなスローガンを叫んだ。また、ゲズィ運動で命を落とした人々の写真を掲げた参加者は、「ウルデレ事件、レイハンル爆破事件、ゲズィ運動、ソマ炭鉱事故、(催涙弾の犠牲となった)ベルキン・エブラン君、ウール・クルト氏に至るまで、殺戮は続いている」と書かれたプラカードを広げた。その後、公務員労組 (KESK) スポークスマンであるオンデル・ドアン氏が、市民を代表してプレス向け声明を読み上げた。ドアン氏はAKP政権を非難し、「ゲズィ抗議は、公正発展 党(AKP)の不正・ 弱者いじめ・反動的なシステムの下で声と息吹をかき消された市民の叫びだった。あの日から1年が経った。自分のことを最後のスルタンだとでも考えているエルドアン首相は、我々が一同に会し声をそろえることで生まれた力を、分離主義的な悪言と警察武力でなぎ払い、バラバラにしようとしている。運動はまだ始まったばかりだ。彼らは、力強い流れに逆らって進むのは困難だということや、団結した市民の前ではいかなる弱者いじめも意味がないという事実を忘れているようだ。我々は、広場や路地、生活の場を解放し、自由に生きるためにここにいる。ゲズィ抗議以降、戦いより平和、不正よりも自由と平等、死よりも生への希望が高まっている。その希望を声にして呼びかけている」と述べた。

その後、抗議参加者らはしばらく座り込みを行った後、事故等はなく解散した。

■デニズリでデモ

デニズリでも群衆がプラカードを手にデモを行った。デモが進むにつれ参加者は増え、スローガンを叫びながらのデモが続いた。

■ハタイでもゲズィ活動家に警察介入

ハタイでもゲズィ運動1周年を機に集まった市民に警察の介入がみられた。
ウール・ムムジュ広場で21時ごろに集まった約800人の市民は、スローガンを掲げながらアルムトゥル区までデモ行進を行った。警察による広範囲に及ぶ保安活動を受け、デモ参加者らはギュンドゥズ通り入口でデモを中止させられた。警察が解散を要求すると騒動となった。その際、警察に対し石やブロッグを投げつけたグループに対してはTOMAの放水と催涙ガスが使用された。警察の強硬な介入行為に市民グループらは各路地へと逃げ、デモは解散したが、その後、ギュンドゥズ通りに再度集合し、警察に投石するグループもみられた。警察当局と活動家の間の緊張状態は続いている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:34156 )