テヘラン金曜礼拝導師:「離婚式」は社会にとって害毒
2014年05月24日付 Mardomsalari 紙
テヘラン臨時金曜礼拝導師は、5+1グループとの交渉ではイランの核の権利が守られなければならないと強調した上で、「国民であれ、イスラーム革命最高指導者であれ、はたまた政府であれ、イランの核の権利について断念するような者は存在しない」と述べた。
イラン国営通信によると、
モハンマド・カーシャーニー師は首都テヘランで行われた金曜礼拝での説教の中で、イランと5+1グループの間で行われた最近の交渉に言及し、「政府が5+1グループに対して提起した内容、つまりイランの核の権利の維持が揺るぐようなことがあってはならないということを、イラン国民も革命最高指導者も皆、強く信じている」と続けた。
同師はさらに、「医療をはじめ、さまざまな分野でイラン・イスラーム共和国が直面する不足を解消するのに役立つ、核エネルギー〔関連の技術〕はすべて、〔イラン国内で〕確立される必要がある」と強調した。
最高指導者専門家会議の議員を務める同師は、交渉の過程でシオニストらが行っている妨害工作について言及し、「イスラエルとシオニストは世界を飲み込もうとしている。しかしながら有難いことに、神はこうした行為に対して、いかなる栄光も力も与えてはいない」と述べた。
同師はさらに、「アメリカと西洋は、シオニストたちは自分たちの友などではないということを、シオニストらは世界全体を自身の支配下に置こうとしているのだということを知るべきだ」と付け加えた。
テヘラン臨時金曜礼拝導師はまた、「西洋世界はシオニストたちから距離を取るべきだ。このことは世界にとっても、また彼ら自身にとっても利益になることであり、当然ながらイランの利益にもなる。利益は双方の利益となり、損失は双方の損失なのだ」と語った。
テヘラン臨時礼拝導師は続きで、革命最高指導者によって「人口総合政策」が発表されたことに言及し、「家族を強化し、その尊さを高めることが、発表されたこの政策の最重要条項の一つとなっている」と述べた。
エマーミー=カーシャーニー師は、家族の尊さこそイスラーム文明の一部を成しているとした上で、「娘も息子も皆、この文明に誇りを抱くべきだ。イスラームはかように生活のあり方に注意を払い、家族および生活の分断・分裂の防止に力を注いでいるからだ。イスラームは堕落と空虚に陥ることから、人間を遠ざけてくれているのだ」と語った。
〔‥‥〕
エマーミー=カーシャーニー師は離婚を祝おうとする人たちがいることに遺憾の意を示した上で、「近年では、離婚式なるものが行われて、離婚式のためのカードが配られたりしているようだ。こうしたことは極めて危険であり、イスラームの社会と文明を殺す毒薬に他ならない」と述べた。
同師はこうしたカードを印刷している業者に向けて、「こうした醜悪で禁じられた(ハラームな)仕事をしてはならない。なぜなら、あなた方〔=印刷業者〕のもとを訪れ〔て、離婚式のためのカードの印刷を依頼してく〕る者たちは、人間的価値観をまったくもっておらず、そうした価値観を欠いた者たちだからだ」と指摘した。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:8410141 )
( 記事ID:34187 )