コンヤ・セルチュク大学で殺人事件―工学部教授、準教授を殺害
2014年06月05日付 Hurriyet 紙
コンヤ県のセルチュク大学工学部環境工学科環境技術学のジェラレッティン・オズデミル準教授(42)が、大学内で喉を切られ死亡した。捜査の結果、殺人容疑で同学部のアフメト・G教授が逮捕された。警察発表によると、殺人を認めたとされるアフメト・G教授と殺害されたオズデミル准教授は、同じ学部に所属するにも関わらず女性問題で対立していたと言われている。
ジェラレッティン・オズデミル准教授は、2児の父であるが半年前に離婚。2日間音信不通が続いたことで、心配した親族が同准教授の行きそうな場所を全て探したが発見出来ず、勤務先のセルチュク大学に報告した。
工学部の同僚陣も2日間オズデミル准教授を見かけていないと言い、同大職員がアラエッディン・ケイクバトキャンパス工学部棟の部屋を調べようとしたところ、部屋が施錠されていることを確認した。しかし、部屋の中から異臭を感じたため、職員が鍵屋を呼びドアを開けたところ、ジェラレッティン・オズデミル准教授の血まみれの遺体が見つかった。
警察と検察の調査の結果、ジェラレッティン・オズデミル准教授は喉を切られ、体をナイフで刺されたことが明らかになった。遺体は、検視のため大学病院に搬送された。
オズデミル准教授が自身の部屋で喉を切られ殺害されたことで、セルチュク大学教員・学生ともショックを受けた。
■殺人犯は教授と判明
捜査と追跡の結果、ジェラレッティン・オズデミル准教授は同学部化学工学科長のアフメト・G教授により殺害されたことが判明した。
オズデミル准教授が殺人事件の犠牲になったことが確認された後、警察は、事件発生時の状況調査を同大で行った。事件当時、同学部で化学工学科長のアフメト・G教授が2日間大学に来ていなかったことが分かった。
警察は、アフメト・G教授が2日間自宅にも帰っていないことを確認すると、乗用車のナンバープレートに基づき調査を開始した。警察は、監視カメラによりアフメト・G教授がカラタイ郡にいることを突き止め、自動車運転中のところを拘束した。同教授は容疑を認めたと見られており、取調べのため治安担当局に連行された。
■殺人の動機は女性問題?
セルチュク大学工学部化学工学科長のアフメト・G教授は、同学部環境工学科環境技術学のジェラレッティン・オズデミル准教授を殺害した容疑で拘束された。現在、警察での取調べが続いている。
警察の発表によると、殺人を認めたというアフメト・G教授と殺害されたオズデミル准教授は、同じ所属部門にも関わらず女性問題で対立していたと言われている。当該女性の証言が期待されている。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:34199 )