革命最高指導者「何人も人民の選択に由来する力に抗ってはならない」(2)
2014年06月07日付 Mardomsalari 紙
http://www.khamenei.ir/より
イスラーム革命最高指導者はイスラーム共和国の魅力の理由についてさらに説明する中で、次のように付け加えた。
イスラーム世界の諸国民、そして若く聡明な人たちは、イラン国民が宇宙航空分野で遂げた進歩を目の当たりにしている。彼らは多くの先端技術の分野でもっとも進歩を遂げた国10ヵ国にイランが入っていること、イランが世界平均の13倍で
科学的躍進を遂げていることを見ている。彼らはイラン国民が域内の政治においてもっとも影響力があり、シオニスト略奪体制に抵抗することで、虐げられし者を助け、横暴なる者に対抗しているのを理解しているのだ。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はその上で、「この事実こそ、あらゆる人間をイスラーム共和国という現象へのさらなる関心と理解へと誘っているものに他ならない」と付け加えた。
同師は〔革命から〕過去35年間、32回も選挙が、それも〔世界の〕称賛を呼ぶほど高い投票率で行われ、また〔例年行われる〕バフマン月22日〔※2月11日の革命記念日〕や「
エルサレムの日」〔※ラマダーン月最後の金曜日のこと。パレスチナへの支持を表明するデモ行進が行われる〕のデモ行進に国民全体が熱狂的に参加していることも、外国の世論にとってイランの魅力を生んでいるもう一つの事実であるとした上で、
われわれはこうしたことに慣れっこになってしまい、そのすごさ、重要性に目が行かないが、しかしこの美しき真実は、世界の観察者や他国の人々にとって、問わずにはいられない、実に驚愕すべきことなのである。
と続けた。
〔‥‥〕
イスラーム革命最高指導者はイマーム〔・ホメイニー〕が考えていた政治的・文明的秩序の根幹について説明する中で、二つの主要かつ互いに結びついた要素について、「第一に、イスラーム共和国の精神にして本質としてのイスラーム的シャリーアがある。そして第二に、人民主権と選挙を通じた、国政の人民への信託がある」と強調した。
同師はその上で、「何人たりとも、イマームが選挙を西洋の文化から採用し、それをイスラーム的思想と混ぜ合わせた、などと考えてはならない。なぜなら、もし選挙や人民主権といったものがイスラーム的シャリーアから得られないのであるならば、《毅然として確乎たる我らがイマーム》がこれ〔=選挙や人民主権〕について口にするようなことはなかっただろうからだ」と付け加えた。
つづきはこちら
関連記事(ハーメネイー最高指導者「抑圧諸国はイランの進歩に激怒している」)
( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:34278 )