イランとアメリカの核交渉がジュネーブで開催:アメリカ側からは8名が出席
2014年06月10日付 Mardomsalari 紙
【政治部】昨日、ジュネーブが開催地となって、イランとアメリカの核交渉が次官レベルで行われた。この会議は、セイエド・アッバース・アラーグチー外務次官とウィリアム・バーンズ米国務副長官が〔イランとアメリカ双方の〕団長を務める形で、キャサリン・アシュトン欧州連合安保・外交政策上級代表の補佐官を務めるヘルガー・シュミット次官が同席する中、開催された。
今回の話し合いは、ジュネーブ合意の最終段階の履行を目指して、5+1交渉の枠内で行われたものである。今回の協議には、ウィリアム・バーンズ氏に加え、ウェンディ・シャーマン米国務次官〔‥‥〕などが同席した。これに先立ち、イラン核交渉団の上級委員を務めるアラーグチー氏は、「アメリカとの交渉のテーマは核問題であり、中でも話されるのは、解除されるべき制裁についてである」と強調していた〔※〕。
※訳注:アメリカが交渉のテーマにイランのミサイル問題を含めようとしていることを牽制したもの。イラン側はアメリカがこうした動きに出ていることを、強く非難している。
今回の話し合いでイラン側の交渉団のメンバーとなったのは、アラーグチー氏の他に、イラン外務省のマジード・タフトラヴァーンチー欧州・米国担当次官とハミード・バイーディーネジャード政治・国際局長、ダーヴード・モハンマドニヤー外相顧問、そしてイラン原子力庁のペジュマーン・ラヒーミヤーン長官事務局長である。イランとアメリカの核交渉は、ジュネーブにおいて2日間の日程で行われる予定である。
これに先立ち、セイエド・アッバース・アラーグチー氏は、今回の会議とは別に、イラン側の交渉団は5+1のその他の国の外務次官らとも協議を行う予定で、こうした協議が実現されなかった場合でも、これらの国々の外務次官らは話し合いの継続のためにテヘランを訪れることになるだろうと話していた。
アラーグチー氏はさらに、次のように述べていた。
次回の核交渉を前に、われわれは5+1の各国との二国間協議を設定した。これに従い、今日と明日、アシュトン氏の代理であるシュミット氏を交えて、アメリカ側と三者協議を行う予定である。
同氏はさらに、「三者協議の後、恐らくはアメリカと二国間協議を行うことになるだろう。また、水曜日と木曜日にはローマへ渡り、そこでロシア側と二国間協議を行うつもりだ」と付け加えた。
アラーグチー氏はさらに、「その他の国の交渉団との二国間協議も、現在調整しているところである。おそらく、〔5+1との〕次回協議が開催される前までに、フランスおよびドイツの交渉団とも二国間協議を行うことになるだろう」と述べた。
〔‥‥〕
同氏は、両者の間にはいまだ、さまざまな問題をめぐって隔たりがあると指摘した上で「両者の考え方を近づけるためには、一層の努力が求められるだろう。われわれえの考え方を確保し、イラン国民の権利を承認させることで、それを確実なものにするためには、我が方には難しい決断が必要となろう」と強調した。
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( 翻訳者:8413105 )
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