アルンチ副首相、「イラクの人質領事館員らとは連絡がとれている」
2014年06月16日付 Hurriyet 紙

アルンチ副首相兼政府報道官は、閣議ののちに次のように述べた。「(人質になっている)領事館員や、トラック運転手らとの連絡はとれている。我々の目的は、彼らの安全な帰国だ。」

アルンチ副首相の発言の要旨は次の通り。

「閣議の主要な議題は、イラク情勢だ。領事館員は(テロ)組織により拘束されている。これをどう解決するかが話し合われた。」

■「折衝は続いている」

「この事件は、イラクにだけ関係するものではない。イラクを超えたこれらの事件に関し、閣僚らが意見をかわした。トルコの49人の領事館員と37人の運転手が一刻もはやく家族のもとに返すことが、今日の主要な議題だった。現時点では、吉報をお知らせすることはできないが、もしかしたらすぐに実現するかもしれない。作業が続いている。アメリカや国連、北イラク自治政府関係者らとの話し合いが続いている。これらの話し合いがいい方向に向かっている。みなさんには、確信していただきたいのだが、近いうちにトルコの国民が元気に祖国に戻ってくるのを見ることができるだろう。」
(中略)

■「領事館の警備を、イラク政府は行っていなかった」

「閣議ではほかの議題は話し合われなかった。在外公館は、トルコを代表している。その場所は、トルコ領とみなされる。もしトルコでこういうことがおきたら、トルコ政府が責任を問われる。ある国でこういう事件がおきたら、そこを守るのは義務だ。しかし、領事館は、イラク政府やその軍によって守られていなかった。無防備になったため、こんなことになったのだ。この事態に対し、マーリキー政府がどうするかは、彼らの仕事だ。思いもよらないことは、イラク軍やその軍人が、一瞬にしていなくなってしまい、数千人にも上る軍人・兵士らが武器を残して逃走し、領事館が一瞬にして、900人の「イラク・シリア・イスラム国」組織に取り囲まれたことだ。」

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:34335 )