10万トマーンの「イラン・チェック」復活へ(上)
2014年06月09日付 Iran 紙


 第8回証券・銀行・保険国際展示会が第一副大統領や経済相、中央銀行総裁、中央保険局長、および資本市場の関係者らの出席のもと、開幕した。この展示会には、複数の海外企業も参加したことで、国際的な雰囲気を帯びるイベントとなった。

 イラン紙の取材によれば、第8回証券・銀行・保険国際展示会は351社の国内企業とスイス、ドイツ、英国、トルコ、イタリア、韓国、キプロス、ギリシャ、およびオマーンから9社の海外企業が参加して開かれた。

 この展示会の開会式の中で、エスハーク・ジャハーンギーリー第一副大統領は銀行の資産拡大に向けた取り組みと若者の雇用計画について明らかにした。

〔…〕

 第一副大統領は、国が直面する今日の最も重要な課題の一つについて、「発展」というキーワードを用いて議論し、「イランが〔中東という〕敏感な地域に位置していることは、この国の発展の必要性をこれまで以上に求めるものである」と述べた。

 同氏は、経済力の観点からイランは域内で抜きん出た存在とならねばならないと指摘し、「こうした中で、現在の解決されるべき最重要課題の一つとして、若者の失業・雇用問題がある」とした。

 ジャハーンギリー氏は失業問題の解決に関する雇用評議会の調査について触れ、「この調査によれば、失業問題を克服するためには、イラン経済は年に150万人分の正規雇用を国内で創出しなければならないことが示されている」と言明した。

〔…〕

 第一副大統領はまた、イランは現在不況下にあると強調した上で、「91年〔2012年3月~2013年3月〕の統計によれば、経済成長率はマイナス6.3パーセントで、投資の伸び率はマイナス21.9パーセントだった。必要とされる就業率を達成するためには、まずは必要とされる〔信頼できる〕統計を手に入れる必要がある」と語った。

つづく


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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:34339 )