マカーレム=シーラーズィー「現実を反映していない統計データは、前政権による厄災のひとつ」
2014年06月07日付 Mardomsalari 紙

 マルジャエ・タクリード(シーア派の最高権威)のアーヤトッラー・マカーレム・シーラーズィー師は、責任者らに以下のように語りかけた。

あなた方が示す統計が、現実に即したものであるよう努めてほしい。前政権による厄災の一つは、現実を反映していない統計を発表したことであり、彼ら自身もこれらの統計を時たま信じてしまっていた。そして、まさにこうしたことが、人々の信頼を損なったのである。いかなる組織であれ現実に即した統計に基づいて業務を行えば成功を収めるが、都合のよい統計を提示する機関は停滞に陥いる。

 ホウゼ通信社の報道によると、アーヤトッラー・マカーレム・シーラーズィー師は、中央銀行総裁との会談で、以下のように述べた。

時に政府は都合が悪い統計が提示されることを好まない。しかし、政府にとって都合が良いという理由で、政府は人々に虚偽の統計を提示すべきでない。

 同師は以下のように明言した。

前政権期の中央銀行は、[消費者物価指数などを計算する際の]「消費バスケット」から、統計データ上都合の悪い要因を排除し、人々に虚偽の統計データを提示していた。

 同師はさらに以下のように述べた。

人々は経済状況の改善を待ち望んでおり、社会の下層への経済的な負担は、相当なものである。さらに、[同師の]事務所宛てに送られる手紙を通じて、人々が経済的困難に関し、我々に語りかけなかった日は一日もない。


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( 翻訳者:8412305 )
( 記事ID:34353 )