■複数の投資者:「値下げのトリック」は終わった
【ダンマーム:ラフマ・ズィヤーブ】
複数の投資者は、服屋であろうと靴屋であろうとそれ以外であろうと、顧客の「値下げ」に対する要求が減少していることことを明らかにした。今年は、それより以前の年と比較して、およそ50パーセントの減少が予想される。また、ここ数年と比較しても同じことが言え、投資者らの表現によれば、この間、値下げ策は市場を疲弊させ、異常な動きを引き起こしていた。
小売り部門を専門とする企業を所有するアフマド・バーワズィール氏は本紙に次のように述べた。「世界あるいはサウジアラビアに支店を持つ大企業が計画した値下げ政策は、もはや以前のように、有効ではない」とし、「消費者は飽和状態、あるいは倦怠(けんたい)の状態に達することになる」と考えている。
バーワズィール氏は次のことへ引きつけた。「一部の商人らは、見せかけの値下げを行うことで、値下げの評判を損なった。そしてこのことにより、顧客たちは、自分たちがだまされていると感じるようになった。この積み重ねが、買い手の大きな減少を導く結果に至った。そしてこのことにより、われわれはことあるごとに、値下げシーズンを作らなければならなくなった。なぜなら、われわれは、本当の値下げがあるという広告も掲げざるをえないからだ。そして、今年は、値下げシーズンがずっと続くことになった」
同氏は次のことを強調した。「一部の企業は、新しい方法で販売実績を上げるために、専門家、あるいは顧問などのエキスパートたちを雇う事を余儀なくされた。それらの方法としては、商品の種類を少なくすることや、アクセサリーやバッグなしの洋服など、特定の製品に焦点を合わせることなどがある」同氏はまた、次のことを明らかにした。「製品の数を少なくすることは、購入率を上げることに貢献する。これは大手食料品企業がとっているやり方である。これらの企業は、自社の製品の種類を少なくしたり、二、三の種類にのみ集中することに尽力している。これは、利益促進策の一つと見なされるが、これにより5年間の値下げによる利益に匹敵する利益が企業にもたらされる可能性がある」
(後略)
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( 翻訳者:細谷文乃 )
( 記事ID:34411 )