ワールドカップの水面下で動く外交(上)
2014年06月23日付 Iran 紙

 昨日、イラン対アルゼンチンの試合をめぐって生じたさまざまな波紋の間隙を突く形で、ネット上には多様なツイートが投稿された。

 そうした中、アメリカ国務省のペルシア語部門は自身のツイッター・アカウントを使って投稿したメッセージの中で、我が国の戦いぶりを、「勇敢」「すばらしい」「賞賛に値する」と描写、イラン代表チームの選手に対して「よくやった」「お疲れさま」との言葉を投げかけた。

 こうしたメッセージの一方で、テロ組織「ダーイシュ」のツイッター・アカウントは、アルゼンチン唯一のゴールを決めたリオネル・メッシに対して、お祝いのメッセージを出した。

 ダーイシュはアラビア語で書かれたこのメッセージの中で、「アブー・ミフダーフ・アルジャンティーニー」〔※「アルゼンチンの点取り屋」というくらいの意味だと思われる〕との称号をメッシに授け、彼を「南米におけるダーイシュの司令官」と呼んで、このアルゼンチンのスーパースターに対して、「ジハード主義者の戦列」に加わるよう呼びかけた。

 続けて、オバマ大統領の元顧問であり、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学国際学部の学部長を務めるヴァリー・ナスルも、イランの対アルゼンチン戦での敗北に関して短い論評を発表した上で、遺憾の意を表明した。

 これとは対照的に、イスラエルのネタニヤフ首相の報道官を務めるオフィル・ジェンデルマン(Ofir Gendelman)はメッシがイランから奪ったゴールへの歓喜の念を隠すことなく、自身のフェイスブック上のページで喜びを爆発させた。

つづく


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( 翻訳者:8411100 )
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