ISIS、シーア派モスクを爆発―イラク
2014年07月06日付 Milliyet 紙


ジハード主義のイラク・シリアのイスラム国(ISIS)組織は、シリア同様にイラクでもシーア派のモスクを破壊している。組織がモースルとテル・アファルでブルドーザーを使って破壊したもののなかには、スンナ派とスーフィの廟もある。

 イラクのモースルの町と他のいくつかのスンナ派地域を制圧しているテロ組織であるイラクとシリアのイスラム国(ISIS)は、イラクのモスクと廟を破壊し始めた。フランス通信社(AFP)が組織のソーシャルメディアでのアカウントから手に入れた画像では、モースルを初めとする多くの場所にあった墓や、シーア派モスクや廟がブルドーザーで破壊されたことが目についた。組織は少なくとも4つのスンナ派かスーフィの廟と6つのシーア派モスクを破壊した。(また)ISISは、モースルとテル・アファルでいくつかのモスクと廟をもダイナマイトで爆破した。

 インターネット上でシェアされた画像の傍らには、「我々はニーナワー県の廟を破壊している」という説明文が書かれていた。AFPの取材を受けたモースルの人々は破壊を認め、ニーナワー県の2つの聖堂も破壊されたと語った。AFPに話したモースル市民のアフメドさん(51)は、「この廟は私たちの父が、祖先が私たちへ(遺した)遺産でした。とても悲しんでいます」と話した。ISISは最近も、「アッラーに誓おう、もし我々がサウジアラビアを征服したのなら、アッラー以外を崇めているので、カーバ神殿を破壊するだろう」と脅す発言をしていた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:34593 )