家族社会政策省の調査によると、都市部の住人の16%、地方の住人の22%が、女性の本来の仕事は、子育てと家事であると考えている。
家族社会政策省が行った「2013年トルコにおける家族構成先進的統計分析調査」によれば、地方ごとに、女性の就業への意見に違いがあることが分かった。都市生活者の内、83%が女性の就業は正しいと考え、16%は正しくないとしている。「女性の就業をなぜ正しくないと考えるか」という問いへは、トルコ全国で男性の55%、女性の57%が、「女性の本来の仕事は子育てと家事である」と回答した。この調査によれば、ほとんど全ての婚姻で、公的な結婚(法律に基づいた結婚)もイマーム立会いの結婚(イスラームの戒律に基づいた結婚)も行われていることが明らかにされた。公的な結婚、あるいは、宗教的な結婚のどちらか一方のみを行う割合は、3%で、両方を行う割合は、94%であった。最も広く見られる儀式として、89%が結婚式を行っており、88%が婚約と、花嫁の両親へしきたりに沿った挨拶を行っている。
■宗教婚は81%
大卒者の内、宗教的な結婚を行った後に公的な結婚を行う人の割合は81%であった。研究によれば、地方ごとに女性の就業への意見は異なっていることがわかった。都市部で暮らす人々の内、83%が女性の就業は正しいと考えているが、16%は正しくないとしている。同じ質問に対し、地方で暮らす人々の内77%が女性の就業を正しいと回答した一方、22%が正しくないと回答した。「女性の就業をなぜ正しくないと考えるか」という問いへは、トルコの全地方を通して、男性の55%、女性の57%が、「女性の本来の仕事は子育てと家事である」と回答した。
「(テレビを見る際に)どのチャンネル、あるいはどの番組を見るかを誰が頻繁に決めるか」という質問への回答で、家族の中でのチャンネル決定権は男性の手にあることが分かった。どのチャンネルを見るか、あるいは、どの番組を見るかは、男性が57%、女性が18%、男児が8%、女児が7%の割合で決定している。家庭の教育環境別に見ると、(教育水準が高い家庭では)この率は女性が24%に高まり、男性は48%に下がった。
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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:34596 )