国防相「ダーイシュとその支持者は戦争犯罪人として処罰されるべき」
2014年06月30日付 Jam-e Jam 紙
国防軍需相はバアス=タクフィール主義テロ組織「ダーイシュ」がイラクとシリアで犯している犯罪行為の数々に言及し、「テロ組織ダーイシュとその支持者たちは戦争犯罪人として処罰されるべきである」と述べた。
国防省防衛宣伝局が伝えたところによると、ホセイン・デフガーン司令官は防衛産業機構の若きエリートたちや優れた才能、そしてリーダーらとの会議の席上で行った発言の中で「間違いなく、サッダームよりも悪しき結末がテロ組織ダーイシュには予想される。〔ダーイシュの〕非人間的な行為は確実に、彼らの支持者らにも及ぶだろう」と述べた。
同相は「殺人、略奪、レイプ、破壊、大量処刑、そしてイラクやシリアの罪なき数千人の人々を避難民化させたことは、戦争犯罪に明らかに該当する行為であり、いわゆる人権擁護を訴える大国や世界の安全保障に関する国際機関の沈黙や無為無策は、地域を屠殺場へと変貌させている」と付け加えた。
同相はさらに、これらの犯罪行為は、シオニスト体制に安全地帯を作り出し、反シオニスト抵抗戦線を弱体化させることを狙ったものだと指摘した上で、「ダーイシュはアメリカとシオニスト体制、そして地域の反動国家〔※サウジアラビアなどを想定している〕の、許されざる結びつきの結果生まれたものだ」と説明した。
同氏は、イラクのすべての民族、宗派、集団は同国の統一と一体性を守るために団結する必要があると強調し、「今日、全員の利益はイラクの国民的・領土的一体性・統一を守ることで確保されるだろう。確実に言えるのは、国外からイラク内政に干渉しているプレーヤーたちはイラクの名誉や独立を望んでおらず、同国の〔特定の〕グループや民族の利益の確保も考えてはいない、ということだ」とつけ加えた。
デフガーン司令官は、ダーイシュの攻撃とイラクのウラマーたちの呼びかけを受けて、多くの人々がイラクという国の存在ならびにその一体性を守るべく結集していることこそ、外国の干渉者たちの邪な意図に抵抗することへのイラク人民の決意を証明していると指摘した上で、「〔イラクの〕命運を決するこうした結集があれば、イラク国民は〔自力で〕恒久的な安全と平和を自国に取り戻し、投票箱に投じた票を守ることができるだろう」と付け加えた。
同氏は、イラン・イスラーム共和国はイラクの領土的一体性の保全を支持すると表明し、「イスラーム的イランはイラクの統一、連帯、安全、そして進歩を望んでおり、そのためのあらゆる行動を支持する」と述べた。
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