マルディンのヌサイビン郡とシリアのカミシリ市の間にある地雷原には薬草が自生する。子供達はその薬草を集めて1kgあたり3TLで売ることで、近づくバイラム前の支出を賄おうとしている。
ヌサイビンとカミシリの間に位置する地雷原に自生するトゲのあるカパリス属の種子は、癌の治療のために漬け物にして使用され、とても良く効くと言われている。そのため人びとはこの植物の購入を始めた。
国境地域の地雷原で夏になると自生する薬草を集めるため、人びとも命を危険に晒してこの地に足を踏み入れる。子供たちは集めた薬草を1kgあたり3TLで売り、バイラムに着るための服を買うお金を貯めているのだと話した。
彼らが薬草を集めているこの場所では、およそ三ヶ月前にサッカーをしていた少年が地雷を踏み、足を失っている。
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( 翻訳者:白鳥夏美 )
( 記事ID:34651 )