ダーイシュ上層部の出身国は、この国!
2014年07月08日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】ニューヨークに本拠地を置くアメリカの戦略調査センター「ソファン・グループ」(The Soufan Group)は「シリアにおける外国人戦闘員」と題した報告書を発表した。

 ジャーメ・ジャム・オンラインによると、イギリスの元治安諜報員のリチャード・バレット(Richard Barrett)監修のもと出版されたこの報告書には、次のようにある。「過去3年間にシリア国内に流入した戦闘員の数は1万2千人にのぼる。この数は、ソ連がアフガニスタンを占領した10年間に、同国に〔外国から〕派遣された急進勢力の数よりも多い」。

 この報告書はさらに、次のように付け加えている。「戦闘員らは世界81ヵ国からシリアに流入しており、5大陸すべてが含まれている。しかし、ダーイシュのメンバーの大部分は中東や北アフリカ諸国の出身である」。


 EUのテロ対策調整官であるフィリス・デ・ケルジョフ〔※〕は最近になって、EU地域からダーイシュに参加した人物の数は2千人にも及ぶと指摘した。その一方で、同氏は昨年、この数は500名程度にすぎないと話していた。

※訳注:EUのテロ対策調整官の名前は「ジル・デ・ケルコブ」(Gilles de Kerchove)。EUの初代テロ対策調整官の名前が「ヘイス・デ・フリース」(Gijs de Vries)であることから、「フィリス・デ・ケルジョフ」は「ケルコブ」と「フリース」がごっちゃになってしまったものと思われる。

 このアメリカの調査センターの報告書によれば、ダーイシュの司令官たちや指導者たちを最も多く輩出しているのは、チュニジア人やサウジアラビア人であるという。

 この報告書はさらに、「ダーイシュによる危機に悩まされている国々〔=シリアとイラク〕に〔外国から〕流入した戦闘員の6%は、ヨーロッパ系のイスラーム改宗者たちである」と指摘している。

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( 翻訳者:8412307 )
( 記事ID:34789 )