ボンサイ(脱法ハーブ)、1月で6000人被害
2014年07月22日付 Zaman 紙


ほとんど毎週若者一人の命を奪っている合成薬物ボンサイの恐怖が拡大している。薬物治療センターに申込みする人の数が、危険を最も明瞭に表している。ボンサイ使用率が最大の地域はイスタンブルだ。最近一か月で6000人が治療のためにバクルキョイのAMATEM(アルコール・薬物依存症研究治療教育センター)を訪れた。中毒者の年齢は13歳にまで下がっている。

AMATEMへの申込みが増加していることは恐るべき事態だ。CNNトルコの報道によると最近一か月だけでバクルキョイAMATEMへ6000人が治療の申込みをした。危機の拡大には法律の未整備、ボンサイが簡単なやり方で検出できないこと、また販売が2011年までインターネットで行われていたことが影響した。

若者の間で急速に広がっている合成薬物ボンサイがまた苦しみを生んだ。サカリヤでボンサイを服用した3名が危険な状態に陥った。エスキシェヒルでもE.Aがボンサイを服用したところ道中で容態が悪化し、112救急番号に通報して助けを求め、病院に搬送された。軍警察の集めた情報によれば、チャムヨル地区でボンサイを使用したZ.KとK.Gは危篤状態に陥り、チャーラヤン地区でも薬物を使用したİ.Çが気絶した。病院に搬送されたİ.Çがボンサイを使用したことが明らかとなった。チャムヨル地区で行われた調査では、M.SとM.Aが5グラムのボンサイを所持しているのが見つかった。アリフィエ郡カラアプティレル地区でも薬物を服用した後容体が悪化した人物がある工場の警備員に助けを求めた。病院に搬送されたこの人物が、ジャメイカという薬物を使用したことが判明した。

エスキシェヒルで発生している薬物危機では、E.A(44)が、知らない人物から服用のために相当な量のボンサイを購入した。バフチェリエヴレリ地区の街路を歩いていた時にたばこのようにして吸い始めたところ、突然容態が悪化した。気分が悪くなったE.Aはすぐに携帯電話で112番に通報し救急部隊員に場所を伝え救護を求めた。すぐに現場に駆け付けた隊員は容態が悪化したE.Aを病院に搬送した。救急病棟で治療を受けたE.Aは薬物を吸い込んで容態が悪化したことが伝えられた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:34796 )