高校卒業式答辞で「一位卒業」はく奪のオンデル君、どの大学へ?
2014年07月23日付 Radikal 紙


イズミトで、ガズィ・アナトリア高校を首席で終え、卒業式で行ったスピーチで、ゲズィ公園事件に言及したため、学校の規律委員会の決定でもって、一位をはく奪されたウシュタン・オンデル君は、今後ラジオ・映画・テレビ学科で学ぶ。

イズミト・ガズィ・アナドル高校の第19期の首席であるウシュタン・オンデル君は、6月12日木曜日に行われた卒業式で行ったスピーチで、ゲズィ公園運動で亡くなったベルキン・エブラン君とアリ・イスマイル・コルクマズ氏を追悼した後、規律委員会にかけられ懲罰を受け、一位をはく奪された。このときウシュタン・オンデル君に対する懲罰に反対したが、委員会で賛成多数だったためこれを防げなかった校長のアフメト・ケマル・サラル氏も辞職した。

彼の家族と教労組合のサポートで、司法闘争を始めたウシュタン・オンデル君はコジャエリ行政裁判所に申し立てをした。これらの案件と進行を調査した裁判所は、 2014-734番の決定によって、このような懲罰は与えられるべきではないと明らかにし、その執行を停止する決定を下した。裁判所の決定には、学校の首席をはく奪されたことは、明らかに法律に反していることが強調され、その代償は暴力的な損害を生み出しうるとした。ウシュタン・オンデル君に関する裁判所の決定は、大学入試センター(ÖSYM)における志望校決定締め切り日の受付終了時間ぎりぎりに、イズミト郡知事府、県知事府、そこから学校の運営側に、時間との闘いの中伝えられ、学校の運営も以前下された規律委員会の懲罰の決定を取り消した。またこの決定は、ÖSYMのセンター長にファックスで伝えられた。

校内一位であったためより多くの点数を得ていたウシュタン・オンデル君は、以前に明らかにしていたドクズ・エイリュル大学心理学部には入学できなかった。しかしながら二番目の志望校だったミマル・シナン大学芸術学部、ラジオ・映画・テレビ学科に合格した。結果を知り、父とともに自分を支えてくれた人々に電話で感謝を伝えたオンデル君は、この過程で自分や家族が大きなストレスを受けたこと、しかし裁判所の決定により自分の権利が回復されたことを述べ、「わたしたちを支持してくれ、中立的な立場で報道を行った報道機関や、市民社会団体、先生や教労組合の組合長や幹部の人たちに感謝します」と述べた。

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( 翻訳者:岡田 唯 )
( 記事ID:34835 )