■ サウジアラビア:十分な供給も羊価格10%上昇
【リヤド:サアド・アスマリー】
リヤドの家畜販売業者が発表したところによると、先月と比較したサウジアラビア国内の羊の需要が、ラマダーンの最終2日間とその後の祝日(イード)で著しく増加している。
羊業者のムフリフ・アナジー氏は、羊の需要が「60%まで増大している」と述べ、また「価格の上昇は10%ほどで、これは羊の需要や飼育費の増大と比較すると大きくはない数字である。市場には大量の羊が供給されており、その数は12万頭以上である」と指摘した。
また同氏は、羊の価格上昇の原因について「多くの要因があるが、最も重要なのは地域や家族関連(の行事)で、加えて結婚シーズンということがある」と述べ「羊の価格上昇はしばらくの間続き、巡礼の時期までには20%を越えるだろう」と予想し、羊の市場への流入の動きが「さまざまな形で続くだろう」と強調した。
別の羊業者のファハド・サビーイー氏は、ラマダン期の羊の需要は「先月に比べて伸び、終盤からイードにかけて60%まで上がった」と述べた。また結婚シーズンや家族関連(の行事)によって、価格を10%ほど引き上げた」と述べた。
また彼は、市場では「大量の羊が出回っている」ことを明らかにし「現在起こっている価格の上昇は、巡礼期が迫り、結婚や地域関連(行事)が増えていることによる、当然の結果」と見る。
羊を販売するアリー・ラシード氏は、家畜の市場について「その大部分がアフリカ産の輸入である大量の羊が到着しており、特に地元住民からの大きな需要がある」と指摘した。
(後略)
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( 翻訳者:本澤七彩 )
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