革命防衛隊ゴドゥス部隊司令官「シオニストどもの頭上に怒りの盃を注ぐ」
2014年07月31日付 Jam-e Jam 紙
イスラーム革命防衛隊ゴドゥス部隊司令官はメッセージを発出し、その中でパレスチナ抵抗集団、およびガザ民衆の尽力に謝意を示した上で、抵抗の武装解除は決して実現されることのない妄想にすぎないとの見方を示した。
〔‥‥〕
ガーセム・ソレイマーニー少将のメッセージ全文は、以下の通り。
慈悲深く慈愛あまねき神の御名において
あなた方は自分の誓いを破り、使徒を追放しようと企てた者たちと戦わないのか。彼らは最初にあなた方を攻撃したのである。あなた方は彼らを恐れるのか。いや、信者ならばアッラーをこそ、もっとも畏れるべきである。(コーラン「懺悔章」13)
パレスチナの、全パレスチナの、そしてガザにおいて労苦を厭わず抵抗を続ける親愛なる者たちよ。〔‥‥〕
パレスチナはいかなるときであれ、人類に新たな命を授けるべく、その血管に血を送る、脈打つ心臓である。パレスチナは世界に幸福を贈り、その虐げられし子らの血によって、自由と気高さという名の穂を培う存在である。パレスチナは〔人類の〕良心を揺り動かし、〔世界の〕諸国民を深き眠りから覚ます存在なのだ。
パレスチナは今や、真と偽を、不正義と正義を、暴虐する側とされる側を分かつ基準である。
パレスチナは神の火山爆発〔の地〕であり、略奪的な占領者たちが滅ぼされる以外に、それを鎮めることはできない。
清浄なる人類の旗を掲げ、その尽力によってイスラームの旗をたなびかせる、堅忍不抜にして抵抗をやめぬこれらの男女に、神の平安あれ。
殉教者たち、パレスチナの抵抗をやめぬ殉教者たちに、神の慈愛あれ。
気高き文字によって自らの名をパレスチナの歴史に残した、抵抗をやめぬ司令官たち、妥協を潔しとせず、屈服の圧力と、屈服をさそう陰謀に対して後ずさりしようとしない司令官たちに、平安あれ。
私の兄弟、ハマースやイスラミック・ジハード、そしてすべての抵抗組織の政治指導者たちに平安あれ。
〔‥‥〕
パレスチナの痛ましい光景は、われわれの心を血に染め、われわれの胸を激しい悲しみで包んでいる。その悲しみの奥には、深い怒りがある。この怒りの盃は、好個の機会に、犯罪的なシオニストどもの頭上に注がれるだろう。
あなた方に暴虐をふるってきた者たちに、神の呪いあれ。
この犯罪的な体制を支援・支持してきたすべての抑圧者、特に世界的暴虐の先頭に立つアメリカに、神の呪いあれ。
あなた方への支援の道を閉ざし、シオニストたちの犯罪行為に加担したすべての者たちに、神の呪いあれ。
〔‥‥〕
全世界は、抵抗の武装解除は馬鹿げたプロパガンダにすぎないということを知るべきだ。それは、実現されることのない妄想、果たされぬ白昼夢であり、その夢は墓場まで持って行くことになるだろう。
われわれは栄光に満ちた神の御前で、殉教者たちに誓う。自らの誓いを守り、決して心変わりしないということを。これまでもそうしてきたように、抵抗を支援するという自らの宗教的義務を果たすということを。われわれは強調する、天地海がシオニストどもにとっての地獄と化すまで〔‥‥〕、抵抗の勝利を求める姿勢を崩すことはないということを。
あらゆる者たちに告ぐ、われわれは殉教の友であり、パレスチナのための、エルサレムのための殉教は気高きイスラーム教徒の願望であって、気高き自由民はこれを誇りにしているということを。
我が〔イスラーム〕共同体の歴史を画するこの重要なときに、すべての同胞に言いたい。互いに相争う代わりに、敵を喜ばし、(身内の)力を削いでしまうような争いに興じる代わりに、パレスチナに還元される人類とイスラームの防衛ために、自らの銃を、武器を、血を、尊厳を利用すべきだ。
パレスチナのために団結すれば、敵は恐れおののき、世界は略奪者たちにとって危険地帯と化すだろう。
〔‥‥〕
彼らに会えば、どこでもこれを殺しなさい。あなた方を追放したところから、彼らを追放しなさい。(コーラン「雌牛章」191)
彼らと戦え。アッラーはあなた方の手によって、彼らを罰して屈辱を与える。彼らに対し(打ち勝つよう)あなた方を助け、信者の人々の胸を癒される。(コーラン「懺悔章」14)
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:34972 )