イスタンブル広域市がトルコ初となるモノレールをつくる。モノレール計画は交通を大幅に快適にし、乗客たちは空中を移動する。
イスタンブル広域市の新たなモノレール計画によって交通は大幅に快適になることが予想される。47.8キロメートルに及ぶ10路線は、一日に20万人の乗客を輸送する。
イスタンブルの公共交通機関で新たな時代が始まりつつある。メトロバス、地下鉄、トラム(路面電車)、ケーブルカーに続いて、イスタンブル広域市の交通事業へモノレール計画(空中を走るトラム)が加えられた。このシステムでは短距離の10路線が考えられており、現在の交通と道路には影響せず、空中に経路が敷かれる。モノレール計画の基礎工事の入札は来月から始まる。レールシステムを空中へ運び、もう一つの道を実現するイスタンブルモノレール計画が、どの地区を通るのかについても、大部分が固まった。
■メトロバスと統合
モノレールの路線はアジア側に4つ、ヨーロッパ側にも4つつくられる。モノレールは円柱上を走行することから、現在の交通と道路には影響しない。公共交通では地下鉄とメトロバスなどのシステムと統合し、短距離の移動を大幅に快適にする。
■駅間移動は2分
現在、ミニバスが運行する地域は、モノレールがつくられた後、ミニバスの廃止案が浮上するだろうとみられている。ヨーロッパ諸国や日本、中国でも重要な公共交通機関として使用されているモノレールは、一日に4万~5万人の乗客を運ぶことができる。乗客収容数の高い車両になると、一日に20万人の乗客を運ぶことが可能で、駅間の移動時間は2分間になるという。
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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:34989 )