■ベイルートは最も生活費のかかるアラブの都市
【ラバト:本紙】
米国のマーサー大学が行った約130カ国の生活費と財政支出に関する調査によると、発展途上国の大都市や新興都市は先進国や富裕国の都市よりも物価が高くなった。そして成長の大きさと経済的繁栄、そして国際的な基準での生活費の上昇との間には不可解な差がある。この調査には約200種の商品とサービスが含まれており、食品、住宅、交通、教育、衣服、医療、通信、娯楽の分野を網羅している。
ラバトで結果が配布されたその調査によると、ベイルートは世界63位でアラブの都市の中で生活費が最もかかる都市となり、マドリードより上でロサンゼルスより下だった。ベイルートに続いてドバイは67位、アブダビはベルリンとともに68位だった。カサブランカは北アフリカ・南地中海で最も高価で、アラブでは4番目に高価な都市と見なされた。カサブランカは英国のグラスゴーとともに107位となり、米国のボストンよりも高かった。
リヤドは世界111位となり、アラブの都市では5番目に高価な都市となった。そして、アルジェは6番目となる世界124位、カイロは153位、ドーハはブカレストと同じ158位となった。同調査によるとラバトは163位で、マスカットは168位となった。また、ヌアクショットは191位であり、チュニスはヨハネスブルグと同じ202位だった。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:35018 )