不法盗聴騒ぎで第二波の捜査で拘束された被疑者13人の警官のうち4人は逮捕され、9人は釈放された。
不法盗聴捜査の第二波の捜査で拘束された警察関係者からさらに4人が逮捕された。第二波の捜査で拘束された被疑者32人のうち20人がイスタンブル共和国検察テロ・組織犯罪局のオカン・オズソイ検事によって聴取された。
ジェヴデト・オズジャン裁判官によって今月6日18時に事情聴取をうけた被疑者たちの事務手続きは9日朝6時まで続いた。オズジャン裁判官は、被疑者9人について 国外への出国禁止を申しつけて釈放した一方で、4人の警察官は「個人のプライバシー侵害の罪により」逮捕する決定を下した。
テロとの闘いと組織犯罪という面から、二方面より行われた捜査の中で両捜査ともに被疑者となった唯一の警官は、セルカン・ドゥルマズであった。ドゥルマズは7月22日、「セラームテロ組織捜査」の中で拘束されたが、釈放された。ドゥルマズ氏は第二波捜査で今回の「違法な盗聴」との主張とともに再び拘束され、法廷により拘束が命じられた。第二波捜査で法廷へ送られた31人の警官のうち8人が逮捕され、二回(の捜査)で逮捕された警官数は39人に達した。
■「法によれば拘束されないはず」
逮捕された警官の弁護士たちは、依頼人にかけられた嫌疑が拘束に当たらないと主張した。
依頼人がトルコ刑法の第133条によって拘束されたことに注目する弁護士たちは、声明で以下のように話した。「拘束の理由とされた刑法の条項は2年から5年の禁固刑と予想されます。5年以下の刑罰と思われる罪状では拘束が適用されないにもかかわらず、警官であったため初めて適用されました。」
7月22日に警察関係者に向けられた捜査で不法な盗聴に関わる捜査で、7月25日に拘束された警察諜報部局のアリ・フアト・ユルマゼル元局長も含む被疑者20人の弁護士たちは、拘束に異議を唱えた。決定を審査したイスタンブル第二簡易刑事裁判所は拘束への異議を退けた。
■警官17人に関し拘束
一方で7月22日の捜査の中で法廷へ送られたが、事情聴取を受けず釈放された警官17人に関して、拘束の決定が出た。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:35024 )