革命防衛隊総司令官「イスラーム革命をモデルとした『イスラーム世界バスィージ』が形成」
2014年08月06日付 Jam-e Jam 紙
www.nasimonline.irより
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【ジャーメ・ジャム・オンライン】革命防衛隊総司令官は「善良者の清き系譜」全国会議の席上で、「イスラーム革命をモデルとした『イスラーム世界バスィージ』が世界で生まれている。これこそ正夢となった夢である」と述べた。

※訳注:「善良者の清き系譜」とは、「敬虔、聡明、勤勉、活動的、かつ革命的な人間を育て」、若者たちの行動に変化を起こすことを目的として、全国のモスクで行われている若者の宗教思想教育プログラムのこと。そこでは、若者を導くコーチを中心に、10〜20名の若者が車座になって、対話形式による教育が行われる。このプログラムの最終目標は、終末の時に救世主として姿を現すと信じられている第12代イマーム・マフディーの降臨に向けた「下地」を作ることだとされる。このプログラムの実施主体が、革命防衛隊傘下の民兵組織「バスィージ」であると考えられる。

 「革命防衛隊ニュース」が伝えたところによると、イスラーム革命防衛隊総司令官のモハンマド・アリー・ジャアファリー少将は、「バスィージ善良者の清き系譜」の教師役を務めるウラマーや宗教指導者、金曜礼拝導師、および各州の最高指導者代理らが参集して開かれた第1回「善良者の清き系譜全国大会」の席上で、「宗教指導者はイスラーム革命の生活スタイルを示すために、矛盾した行為を慎まねばならない」と語った。

 ジャアファリー司令官はさらに、「イスラーム革命をモデルとした『イスラーム世界バスィージ』の結成には、イスラーム諸社会に住む人々、そして人類の間に精神性を確立し深化させるための、宗教指導者による誠心誠意の取り組み・努力が必要である」と指摘した。

 同氏はこの件での革命防衛隊の役割について、「革命防衛隊は革命とその成果の第一の守護者として、この重要な使命の実践に向けて、全力を尽くしてきた。同隊は自らの最も重要な任務として、善良なる者たちを育成する制度の実現に向けた環境作りを行ってきた」と言明した。

 革命防衛隊総司令官は、革命最高指導者がイスラーム革命を複数の段階に分けたことについて言及し、「バスィージのもっとも中心的な活動であるところの『善良者の清き系譜』は、イスラーム革命の第三段階、すなわち『国とイスラーム革命の各機関のイスラーム化』という課題をパスするための、人間育成制度である。革命的な宗教指導者の支援なくして、この重要な制度を完成させることはできない」と述べた。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:35036 )