■サファーガーとガルダカの港の開発が始まる
【カイロ:本紙】
エジプト政府は、海上輸送の近代化を目的とした紅海沿岸の港の開発計画として、サファーガーとガルダカの港の開発計画実行に着手した。サファーガー港は上エジプト地域における海上輸送サービスの要衝の一つであり、政府は、同地域の開発を目指す計画にのっとり、地域の主要都市を結ぶ輸送ネットワークの発展に40億エジプト・ポンド(5億6,300万ドル)以上を費やした。
ハーニー・ダーヒー運輸相はサファーガー港とガルダカ港を調査し、「運輸省は上エジプト地域の交通網発達のための意欲的な計画がある」と述べ、サファーガー港が上エジプト地域の各県から200〜300キロメートルの範囲に位置することを指摘した。
港の水域は56平方キロメートル、航路の長さは900メートル、そして深さは15メートルに達する。ダーヒー大臣は、「際立った自然的特徴や、ダバー及びサウジアラビアのジェッダ港への接続が容易である点から、サファーガー港はエジプトで最も重要な港の一つとみなされている」と述べた。
この開発計画は、港の包括的な再生計画とインフラの補強、そして年間100万人の乗客にサービスを提供するための臨港駅の建設を目的とする。また車、バス、トラック用の外部駐車場建設とともに、港の機能を向上させる目的で18万平方メートルの土地を追加し、現在の歩道を舗装する。
現在までに、55メートルの高さの管制塔と、1,200平方メートルの面積の本部棟の建設作業が終了している。2億3,000万エジプト・ポンド近い投資により、開発によって港全体の面積は70万平方メートルになると推定される。また各プロジェクトは、主要なコンテナターミナル建設と同様、「BOT」制度の受け入れを拒否した。
(後略)
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( 翻訳者:中村江見 )
( 記事ID:35044 )