■スエズ運河拡張計画への融資に向けてドルの投資証明を開示
【カイロ：マールスィール・ナスル】
エジプトのアシュラフ・サールマーン投資大臣は、スエズ運河拡張計画への融資を目的に、エジプトがドルの投資証明を開示する予定だと述べた。また同氏によると、エジプトの自由貿易地域への投資は「80億エジプト・ポンドに達し、同地域の企業数は1,113社に上る。また20万人の雇用を創出する」。そして同地域の輸出額は100億ドルを超えると指摘した。
同大臣は自由貿易地域拡大の重要性を強調し、スエズの同地域が「順調に機能しており、エネルギー供給能力の向上を必要としている」と説明した。
同大臣は、「自由貿易地域拡大を閣僚会議での提案に向けて、6カ月の間にスエズ運河回廊の基本計画を完成させること」を発表した。そして、投資家に提示される、この回廊に建設される計画の性質が決定され、それ本計画にとって最良の選択となるだろうと述べた。また、国有持株会社は「何の特権も持たず本計画に参加するが、最もふさわしい企業を選ぶため、他の会社と競合することになる」とも述べた。
同大臣はスエズ運河回廊計画に関して、「特に電気計画などの基礎部分は民間セクターに頼ることになるが、この2週間で新しい関税の制定、更新、またエネルギー購入契約が結ばれる」ことを明らかにした。また、「投資インセンティブの優遇パッケージに640億エジプト・ポンドが2段階にわたって充てられ、その金額が新しい予算に組み込まれるだろう」と述べた。
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（ 翻訳者:中村江見 ）
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