トルコ、対「イスラム国」軍事援助を拒否―北イラククルド政府高官語る
2014年08月29日付 Milliyet 紙

北イラク・クルド自治政府フアト・フセイン議長は、イスラム国に対する戦争のためにトルコから欲していた軍事支援が、「イスラム国の手中にある人質と大統領選挙」を理由に拒否されたと述べた。

アルビルを本拠地とするルドゥテレビの生放送に出演したフセイン氏は、イスラーム国に対抗する支援を得るために、トルコへの極秘訪問を実現したと述べた。フセイン氏は、会合の場所やどの担当者と会ったのかについて明らかにしなかった一方で、トルコの担当者の答えは次のようだったと述べた。

「あなたたちの状況は分かっているが、しかし目前の大統領選挙とイスラム国の手中にあるトルコ人の人質の生命の保障のため、これをすることはできない。」

フセイン氏は、人道的支援のみを取り付けたと述べた。この間、北イラク・クルド自治政府のネチルヴァン・バルザーニー首相は、公正発展党の第一回特別会議に 参加した後、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と会合した。会合では、イラクとクルド地域の最新の状況に加え、石油輸出問題が取り上げられたという。バルザーニー氏は、アフメト・ダヴトオール首相とも会合した。

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( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:35223 )