オジャランに秘書OK、来客宿泊はNG―クルド問題解決策進行中
2014年08月30日付 Milliyet 紙
解決プロセスに関する話し合いで、イムラルに事務局を開設するという要求が受け入れられる一方、女性用の宿泊設備がないため来客宿泊の許可は出なかった。
解決プロセスに関するロードマップの確定が9月末まで延期される中、舞台裏では、まずアブドゥッラー・オジャランのいくつかの要求について進展を見せるだろうと話されている。解決プロセスの新たな調整役をヤルチュン・アクドアン副首相が担当するということが明らかになり、今週は絶え間なく会談が持たれた。
イムラル島側と国の代表団の話し合いで上がった問題は、人民民主主義党(HDP)代表団の仲介でカンディルに伝えられた。議論の段階ではオジャランの待遇を修正し、オジャランを支援する目的でイムラル島に事務局を開設することが要求され、これが受け入れられたことが明らかになった。舞台裏のもう一つの説によれば、イムラル島で初めて来客宿泊について話し合われた。しかしイムラル島には女性用の宿泊設備がないためこの要求は受け入れられなかった。
■HDP はアタライに期待
これまで特定の期間の日帰りのみ会談の許可が与えられていたが、今後HDP代表団は2、3日続けて島を訪問することができるようになる。かつてベシル・アタライ前副首相が発表した他の代表団に関しても進展が見られ、有識者と新聞記者らも含む新しい代表団がイムラル島に向かう。
HDPのイムラル島代表団は昨日(29日)、アラ内務相と面会し、リジェ郡で起きた死亡事件や警察署襲撃に類似の事件が起きないよう、対策について議論した。会談では、事件は組織的な決議ではなく、個人的な行動であったと認識された。この間、長年、解決プロセスを担うチームのトップであったベシル・アタライ前副首相が内閣から外れたことは、解決プロセスに後ろ向きの影響を与えるだろうと述べられた。また、HDPはプロセスの詳細を話し合うためにエルドアン大統領に面会を求めた。これには前向きな回答が期待されている。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:35225 )