イスタンブルで幹線道路上の歩道橋、崩落
2014年09月03日付 Radikal 紙


イスタンブルのアブジュラにあるE-5高速道路で、タンク部分をきちんと固定していなかったタンクローリーが歩道橋に衝突し、陸橋は崩壊した。事故では車両と橋の下敷きになり押しつぶされた織物商のユスフ・カヤさんが亡くなった。

イスタンブルのアブジュラルにおいて、E-5高速に架かる歩道橋が崩壊した。事故では一人が亡くなり、道路は両車線とも通行止めとなった。イスタンブル西部の交通網はこれにより麻痺した。道路は五時間の復旧作業を経て通行止めが解除された。

アブジュラルでタンクローリーが歩道橋に衝突し、歩道橋がタンクローリーとその下を走っていたミニバスの上に崩落した。燃料用タンクローリーの運転手エクレム・ジュベジさんは負傷し、ビュユクチェクメジェで織物業を行っていたユスフ・カヤさんは自身が乗っていたミニバスの中で圧死した。カヤさんの遺体はミニバスの中から運び出され、法医学研究所の死体安置所に安置された。歩道橋の残骸は五時間の作業により撤去され、E-5高速道路は通行止めを解除し、メトロバスの運行は再開された。

■道路は完全に通行止め

朝であったために出勤する人々で混み合っていたメトロバスのバス停にあった歩道橋は、化学物質を積んでいたタンクローリーが衝突したことで崩壊した。一台の車が崩壊した歩道橋の下に取り残され、あたりはパニックに陥った。セラミ・アルトゥノク・イスタンブル警察署長は現場入りし、一人が亡くなったことを会見で述べた。事故ではその他数人が負傷した。救助作業の為にこの地域の交通は完全に遮断され、そのための渋滞でしばらくして市内全域に影響が出た。
歩道橋に衝突したタンカーロリーが化学物質を運んでおり、事故の衝撃でそれが漏れ出していたことが判明した。事故現場では化学物質流出への対策がなされた。

■アルトゥノク警察署長、「現在一人死亡四人負傷」

セラミ・アルトゥノク イスタンブル警察署長は、アブジュラルの事故現場に現場入りし、調査の後会見を行った。同氏は一人が死亡し、重体一人を含む四人が負傷したことを述べた。

■イスタンブル知事、「タンク本体が固定されずに走行していた」

イスタンブル知事もこの事故に関して以下のような会見を行った。「午前10時頃にアブジュラルE-5高速道路の道路上で、ショッピングセンターの近くでキュチュクチェクメジェ方面からエディルネ方面向かう34GF8828のプレートを付けた液体を積載した貨物トラックが、そのボディ部分を固定せず走行していた際に、歩道橋に衝突し、その結果一人死亡、二人が負傷しました」

■被害規模はさらに拡大する可能性もあった

イスタンブルで今朝E-5高速道路において悲劇が起こった。 朝10時頃にアブジュラル・ジハンギル地区の メトロバスのバス停の上に架かる歩道橋に、化学物質を積載したタンクローリーが衝突した。歩道橋はタンクローリーが衝突した衝撃で大きな音を立てて崩壊し、その場でまさに人身事故が起こった。ボックスカー型の車が崩れ落ちた歩道橋の下敷きとなり、この車に乗っていた二人が亡くなった。歩道橋の崩壊を招いた事故を起こしたタンクローリー者の運転手もけがをし、事故当時歩道橋を歩いていた通行人も数名、落ちてけがをした。朝の通勤ラッシュ時に事故は起きたにも関わらず、歩道橋にいた人はそれ程多くは無く、また歩道橋が頻繁に通るメトロバスの上に落ちなかったことで、被害はそれほど大きくならなかった。

崩壊事故を受け、現場には数多くの救急車と消防車、そして救出作業隊が派遣された。ビュユクチェシュメとベイリクドュズに住む市民が、イスタンブルの中心地へ向かうための最大の幹線道路であるE-5とメトロバス路線において起こった事故のために、道は上り下り両車線とも通行止めとなり、間もなく大規模な交通渋滞に繋がった。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:35254 )