メジディイェキョイに近いアリ・サーミー・イェン・スタジアムの跡地に建設中の建物のエレベーターが、33階から地面に衝突した。この事故で、10人の作業員が死亡し、8人が逮捕された。

昨夜20時頃、メジディイェキョイに近いアリ・サーミー・イェン・スタジアムの跡地に建設中の建物で、作業員を乗せたエレベーターが33階から地面に衝突した。現場には多くの消防車、救急車、警察、災害緊急対策庁（AFAD）のチームが派遣された。救出活動の結果、10人の作業員が遺体で発見された。遺体はシシュリ小児病院の安置所に移送された。イスタンブルのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事も夜遅く事故現場を訪れ、調査を行った。

■ムトゥル知事による会見

ムトゥル知事は会見で、「エレベーター内から7人が搬出され、現在3人の搬出作業が続けられており、犠牲となった作業員は10人となる。この事故に関連して8人が逮捕された。司法当局が明らかにしたところによると、作業現場には作業の安全の責任者をはじめ、この工事の責任者である8人が逮捕された」と話した。ムトゥル知事はその後ツイッターで説明を行い、「作業用エレベーターで命を落とした作業員は全員病院に送られた。犠牲者の数は10人となった。彼らに平穏を」と記した。

■混乱が発生

事件現場では機動隊が広範囲に渡る安全対策を敷いた。ムトゥル知事が内部の調査を行っている時に、締め出された作業員らと警察の間でしばしば大騒ぎにつながる言い争いが起こった。救出活動は午前2時頃に終了した。

■死亡した作業員の氏名

イスタンブル県庁はエレベーター事故で亡くなった作業員の名前を午前3時30分頃文書で公開した。公開された名前は、以下のとおり。１．ターヒル・カラさん、２．フドゥル・アリ・ゲンチさん、３．イスマイル・サルタシュさん、４．ビラル・バルさん、５．ジェンギズ・タトオールさん、６．ムラト・ウスタさん、７．メンデレス・メシェさん、８．ヴァフデト・ビチェルさん、９．フェルディ・カラさん、10．ジェンギズ・ビルギさん。説明では、「命を落とした作業員にアッラーのご慈悲を。近親の方々と同僚の方々にお悔やみを申し上げます」と述べられた。

■トルンラルGYOによる説明

メジディイェキョイの宅地建設現場の作業用エレベーターで、10人が亡くなった事故に関して、建設を請け負っていたトルンラルGYO社が文書で説明を行った。説明文では、司法の取り調べがまだ始まっていないことを明らかにし、「建設及びすべての活動を停止された。取り調べがすべて終了し、安全システムを再度見直ししたあとで、活動を再開する」と述べられた。

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（ 翻訳者:永山明子 ）
（ 記事ID:35281 )