1,750万人の学生が、明日から新学期が始まる。しかし、初等教育から中等教育への移行システム(TEOG)によって割り振られた高校に満足していない生徒と学校の変更を望んでいる生徒たちの変更措置は終了していない。
登録された定員超過は生徒にとって十分な授業が受けられないことの最重要課題のひとつである。高校では、1クラスの人数は34人でなければならないが、今年は定員増により40人を超えている。イスタンブルのキャーウトハーネにあるシェヒット・アデム・ヤウズ中学校では、1クラスの人数は78人である。[一日]2部制で授業をしている学校の割合を減らそうと努めている。しかし、要望に応えるには、今年も生徒数は増加するだろう。多くの学校は朝7時から授業が始まる。午後の部の生徒はというと、19時まで授業を受けなければならない。
学校では3カ月の休暇を経て、明日、新学期が開始する。しかし、新学期に悲痛なプロセスが待っている。TEOGでの転校の問題はここ3週間で解決されなかった。生徒と保護者たちは、転校のために学校を渡り歩いた。さらに、普通高校が廃止され、今年は22種類の学校がさらにアナトリア高校に変更になった。この変更ゆえに、アナトリア高校を志望する生徒数は増加した。法律上1クラスの定員数は34人でなければならないが、現状はこの数字が40人を超えている。一部のアナトリア高校は、学生の要求を満たすために2部制で授業を行っている。これらの学校は、授業が朝7時から始まる。2部制の学校では、午前部の生徒たちは、13時半に授業が終わる。午後の部の生徒たちは、13時半から授業が始まり、19時まで授業がある。これは、こうした授業時間への適応と遅い時間での下校を強いるということを意味する。
■教師を必要としている分野も深刻である
約30万人の教師が任命されると見込まれる一方、教師を必要としている分野も深刻である。国民教育省ナビ・アブジュ大臣が発表した最新の数値によると、最も教 師を必要としているのは、18,871人で宗教文化と道徳の分野である。次いで13,347人で心理士・特別支援教育分野となっている。英語では、 12,105人、初等教育の算数の教師は7,229人の不足があると発表された。
4・4・4制の教育システム導入とともに、就学年齢が早まったことは、就学前の時期の幼稚園へ通う割合も下げている。国民教育省のデータによると、 2013-2014教育年度において、3歳から5歳の幼稚園に通う割合は、30.9%から28%に、4歳から5歳はというと、44%から37.9%に下がった。
■選択制において数学が一番選ばれていた
国民教育省は、2014-2015教育年度において、学生が選択予定の授業を昨年度が終わる前に発表していた。これによると、中学校の生徒の57万3千人が数学の授業を選択していた。41万9千人の生徒が英語を、36万2千人は体育を選択した。コーランの授業を31万1千人が選択し、預言者の生涯の授業を18万 人が選択した。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:35349 )