人質解放、アンカラ空港で涙の再会
2014年09月21日付 Milliyet 紙


人質の近親者たちが、昨日(9月20日)の早朝にエセンボア飛行場へ押し寄せた。人質たちが愛する人々へ再会した時、人々の目は涙であふれていた。

6月11日にモースルで「イスラム国(ISIS)」に誘拐された、オズチュルク・ユルマズ総領事も含む46人の領事館関係者が、101日間の拘束の後、昨日(9月20日)、エセンボア飛行場で愛する人々と再会した。飛行機のタラップまで駆け寄り、愛する人々を抱きしめた人質の近親者たちは、涙を禁じ得なかった。ダウトオール首相の手に無理にキスした人質の近親者たちは、涙を流していた。ダウトオール首相も一人一人の子供を抱きしめ、額にキスをした。飛行場の滑走路では、喜びの涙と興奮と追慕であふれた光景が見られた。

■厳しい警備体制が敷かれた

飛行場の入り口で、家族たちへトルコ国旗が配られた。アンカラ広域市に属する多くの市バスにより、多くの市民が運ばれるのが見られた。大応接室や前庭や滑走路で大規模で厳しい警備体制が敷かれた。庭の群衆の数が増えると、報道陣もその場から出されて特別な部屋へ移された。応接室のドアの前では、射撃手が任務を行っていた。人質たちが近親者と抱擁している時も、起こりうる事態に備えて、10台近い救急車が滑走路に用意されていた。

解放された人質の近親者たちの数名が本紙へ話した。モースル領事館で勤務していた特別警察の妻は、「今まで全く知らせを受けられず、全く会えなかった。3か月後の今朝、初めて電話で話すことができた。初めてウルファにいることを、元気でいることを話してくれた。彼は『昼までに行く』と 言った。彼の声を聴いてとても興奮した。アッラーが再会させてくれた。とてもうれしい」と述べた。領事館の職員であるファトマ・キョクサル氏の姉は、 「今朝、妹から知らせを受けた。大きな感謝でいっぱいだ。とてもとても幸せだ。政府や、この仕事に関わった全ての人に感謝を述べる。アッラーは全ての人を再会させてくれた」と述べた。

■「知らせは首相自身が与えた」

メフメト・アルグチュ専門官の姉であるドゥドゥ・アルグチュは、「今朝、ダウトオール首相自身から知らせを受けた。『救われた、すばらしい、戻ってくる』 と述べた。「とても幸せだ」と述べた。特別警察のアリ・イシュレエンの甥であるムハメット・ゼキ・イシュレエンは、涙を流しながら「とても感動した。おじさんが拘束された時は、とても怖かった。何もすることができなかった。今日初めて声を聴いた」と述べた。

■警備の列を抜けて通った

ドアが開けられるのとともに国家情報機構のフィダン事務次官は、ダウトオール首相と領事館関係者を迎えるために飛行機へ向かった。5分後、ダウトオール首相とサレ・ダウトオール首相夫人、ヤルチュン・アクドアン副首相、モースル総領事のユルマズ氏が、滑走路で待つ家族たちに手を振りながら飛行機から降りた。解放された人質の近親者たちの数人は、涙を流していた。一方、一部の者は前にいる警備員が築いた隊列を壊そうとした。警備員の手を抜けた女性は、 涙を流しながら走り、101日間会うことのできなかった近親者と抱擁を交わした。その後、隊列が取り払われるとともに家族たちは飛行機に向かって真っすぐに走り、タラップの近親者たちに抱きついた。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:35392 )