コバーニー救援を求めタクスィム、ディヤルバクルでデモ
2014年09月21日付 Radikal 紙


イスラム国がコバーニーで人民防衛隊(YPG、PYDの武装組織)が支配している地域に対して始めた攻撃が続く中、トルコ全土で当該地域の人々との団結を呼びかけるデモが行われた。イスタンブルでもタクスィム・チュネルに集まった何千もの人がガラタサライ広場に向けて行進した。
15時にはチュネルに集まった人々の行進は、最初バリケードを作った機動隊によって許可されなかった。しかし群衆が次第に増えてきたことを受けて、行われた交渉の結果、警察はバリケードを撤去し、人々はガラタサライ広場に向けて行進した。人民民主会議(HDK)と国民の民主主義党(HDP)の呼びかけによって行われたデモを多くの集団組織といくつかの政党も支持した。
行進は、HDPイスタンブル選出議員レヴェント・チュゼル氏の説明の後にガラタサライ広場で終わりとなった。

■ディヤルバクルでもデモの日

イスラム国によるシリアのロジャワ地域にあるコバーニーへの攻撃に対して、ディヤルバクルでHDPの議員、民主地域党(DBP)の首長、市民団体の代表者らを含む約1万人の人々が参加した行進によって抗議した。国会議員と首長と市民団体の代表者たちは、行進の後にバスでコバーニーの人々を支持するために、スルチ国境に向けて出発した。
13時頃にDBPの県支部の前に集まった人々は、コシュヨル公園に向けてスローガンを叫びながら行進を行った。選挙カーの上に出たDBPのズベイデ・ズムルト県支部長は、人々にクルド語とザザ語であいさつした後、トルコ語で行ったスピーチで国境の平和と支援の連鎖の創出を呼びかけて、「今日の攻撃は、単にコバーニーやロジャワで生じた人々による革命を無きものとすることに向けられている。イスラム国のファシズムを、ただ見ているのでなく、全力でコバーニーの抵抗を支持しましょう。イスラム国の攻撃は、民主主義と全ての命が標的である。別の生活様式の出現を妨害している。全ての人々がこれを許さない。私たちも許さない。この攻撃に目をつぶる人、聞かない人、見ない人は、人々の良心において非難されるだろう。もう一度明らかにしたい。今後、全ての人々にコバーニーでの抵抗運動を支持し、国境で平和の鎖の創出を呼びかける」と述べた。
ディヤルバクル広域市のフラト・アンル副市長もクルド語で行ったスピーチで、「私たちは、今日が歴史的な日であると述べている。人々が歴史を作る。50年後、100年後に子供たち、孫たちが、今日のことを話すだろう。あなたたちについて話すだろう。アメドの抵抗運動をアフリーンとジズレ地域について話すだろう」と話した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:35397 )