ウルトラ・イスラム系団体、イスタンブルでシリア空爆反対デモ
2014年09月24日付 Hurriyet 紙
ガラタサライ高校前に午後8時30分頃集合した自由協会、可能性協会及び前衛世代協会の会員40名がシリア本土のイラク・シリア・イスラム国(İŞİD)拠点を対象にしたアメリカの空爆に抗議した。
タウヒードの旗を携えた同集団は、「アッラーは偉大なり」と唱えながら反米スローガンを叫んだ。同集団を代表し声明を発した可能性協会のムラト・オゼル会長 は、「まずİŞİDという組織を悪者扱いし、メディア上でプロパガンダを発した西欧帝国主義者らは、次にİŞİDを口実としシリア及びイラク数カ所を爆撃した。爆撃地の大半は民間人居住地域だった。その大半がシリアで今日までに30万人近くの民間人を殺害したアサド政権に反攻する反体制派の本部だった」と 語った。
■ 「空爆作戦でトルコ人市民25名が殺害された」
アメリカによる空爆時、一部救助員を含むトルコ人市民も殺害されたと断言するムラト・オゼル会長は、「シリアで攻撃された司令部と伝えられる地区で乳児8名が殺害された。55名が死亡した。そしてこの中にトルコ系ムスリム25名がいた。この25名は、シリア住民の元でアサド政権に対し勇敢に反抗する目的で向かった者らで、一部は救助員だった」と述べた。
空爆作戦時に殺害されたトルコ人市民のうち一名は、ブルサ出身で42歳のユミト・トプラク氏である事が分かった。同氏は政府軍に反攻したアル=ヌスラ戦線の司令官であったといわれる。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:35412 )