「イスラム国」戦闘員、トルコへ避難難民の車両を略奪
2014年10月02日付 Milliyet 紙


イスラム国(ISIS)の占領下コバネからトルコへ避難する難民所有の車両がISIS軍によって略奪されるところをイフラス通信社(IHA)のカメラが捉えた。

シリアのコバネ郡でISISの攻撃によってシャンルウルファのスルチュ郡からトルコへ避難したクルド人難民らは、車両、オートバイ、農業用車両を持って来た。避難民は登録後に国境を越える際、車両は許可をもらうまで国境沿いのエリアで待機させられた。周辺でのパトロールを担うトルコ軍と国境警備所を気にしないISISが難民の車両を略奪する様がIHAのカメラによって明らかになった。

国境上で生じた事件でISISが車両のガラスを割りながら、あるいは直接接触して何百もの車両を盗んだ。国境の向こう側でこれに気付いた村人らが国境に近づき略奪を目にした。ISISは国境に来たトルコの戦車も気に掛けず略奪を続けた。コバネからトルコへ避難する避難民は「私たちの車両をここに預けた、目の前でISISが盗んでいる。私たちや所有物を保護しないのなら、送り返せ」と述べ、反発した。ISISは、難民の車両の一部分は使用のため、一部は部品を活用するために盗んだことが分かった。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:四村美里 )
( 記事ID:35470 )