■中東に住む人々の53%が一人一日4ドルの生活を暮らす
【ワシントン:アナトリア通信】
国際復興開発銀行(世界銀行)は土曜日(4日)、中東・北アフリカ諸国の市民の内、およそ53%の人々が、一人当たり一日4ドル以下の生活を送っていることを明らかにした。
世界銀行は、平均的な生活水準はいまだ低いと述べ、同時に、貧困に陥る可能性が非常に高いと指摘した。
世界銀行は、2013年の一人当たり国内総生産(GDP)成長率が2012年と比較して半分に減少したと述べるとともに、石油産出国によって確約される今年度(2014年)の中東地域、とりわけ湾岸地域における経済成長の予測を立てた。
年次報告では、世界銀行は今年6月末に建設や復興など複数の分野に渡る21のプロジェクトに融資すべく、中東地域に対し28億ドルの出資を認めたと発表した。その他、ガザ地区やヨルダン川西岸地区でのプロジェクトに対し6,800万ドルの特別融資を承認した。
また、同報告では、中東地域の人口が2012年には3億3,960万人だったのが2013年には3億4,540万人に増加し、2年間の人口増加率は1.7%に達したことが述べられた。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:35507 )