どこまで激化する衝突
2014年10月10日付 Hurriyet 紙

ガーズィアンテプで、イスラム国によるコバーニー侵略に反対する運動で血が流れた。午後九時ごろ手に棒を持ち通りに出た集団との衝突で4人が死亡、警察官一人を含む20人が負傷した。
ギュゼルヴァディ、ヴァタン、バラク、アクデレ、アイドゥンラル、メヴラナ、とギョルチェ地区に集合したグループが、ゴミ箱をひっくり返しタイヤに火をつけた。活動家たちはヴァタンとバラック地区で意見を異にするグループと衝突した。グループ間で発生した衝突はピストル、ライフル、肉切包丁、刀等を使った争いへと発展した。これによりスレイマン・バルジュ(15)セヴギ・アルジュ(16)オメル・ウチェケル(27)と身元不明の1名が死亡、警察官1名を含む20名が負傷した。シャヒンベイとシェヒトカミル両郡のBDP(平和民主党)の建物は放火され、6人が逮捕された。

マルディン:ダルゲチト郡で火曜日のデモで亡くなったビラル・ゲゼル(29)とスィナン・トプラク(18)は昨日地元の墓地に埋葬された。葬儀に参加したグループの一部は、16時頃喪に服している軍警察の前を通る際手製の爆弾と石で襲撃した。軍は活動家たちを解散させるため、空にむかって発砲したが、これに対して周囲の民家から軍に向けて発砲があった。この争いで7人が負傷、ミディヤット国営病院に運ばれたアブデュルケリム・セイハン(27)が死亡した。
スィイルト:燃料庫襲撃で武器により重傷を受けたカミル・タシュ(25)はシイルト国営病院で死亡した。昨日イノニュ地区の共和国駐屯地でライフルで発砲があり、これにより職務中の警官が足に銃弾を受けて負傷した。
イスタンブル:オクメイダヌで、あるグループがバリケードを築き放火した。活動家たちはロケット弾や石、火炎瓶を警察に向かって投げ、警察もトウガラシスプレーやゴム弾で対抗した。衝突の最中、壁に隠れていた一人の活動家は警官らに単独で銃を撃ち、逃げた。
メルスィン:タルスス郡バルバロス地区では、あるグループがデモを行った。機動隊の隊長セルカン・ユクセルがどこからか飛んできたライフルの銃弾を受け、脚を負傷した。フェルハッティンパシャ地区で踏切の傍で職務中の警官、ヤクプ・オルチュンが頭に石が当たり負傷した。
トゥンジェリ:ホザト郡で午後9時10分ごろ、デモ隊がまず郡長の住宅に大量に投石した。デモの後、何者かにより、検察官と判事が住む裁判所宿舎がライフルで襲撃され、職務中の警官一人が軽傷を負った。
ビトリス:タトヴァン郡で一昨日の夜に発生した抗争が昨日再発した。多数の銀行の支店や職場を破壊したデモ隊は、夜共和国大通りに再集合した。集団となって大通りや通りで抗議活動を行い、放火をしているグループに対し、警察は催涙弾と放水で対応した。
アンタルヤ:ケペズ警察署を40、50人の一団が石で襲撃した。警察のトウガラシスプレーによる反撃を受け、通りに逃げ込んだ。バリケードを築き、通りの中央に火を放って、その隙に逃げた一団に対してTOMAが反撃をした。
アダナ:セイハン郡オヌル地区で抗議活動を行うグループと、トルコ国旗を手にした一団が相対した。二つのグループの間では短時間の諍いがあった。警察の介入によりPKK派のグループは通りに散った。国道D-400で、「アッラーは偉大なり」とスローガンを掲げていたグループは、PKK派のグループを追いかけようとした。手に刀やライフルを持った一団は、警察の威嚇射撃で足止めされた。
ディヤルバクル:バーラル郡では、夜、テロ対策支部所属の民間ナンバープレートの車でパトロール中の警察が襲撃され、警察の応戦で4人の襲撃者が負傷し逮捕された。

■死亡者は35人に増加
月曜日の夜に始まり昨日まで続いた事件の結果、死亡者は35人に増えた。

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( 翻訳者:岡本悠見 )
( 記事ID:35525 )