トルコで教育うけているシリア人児童は15万人
2014年10月16日付 Milliyet 紙

ナビ・アヴジュ国民教育相は、エスキシェヒルのギュンユズ郡の後、シヴリヒサル郡を訪問した。アヴジュ大臣は、都知事府訪問の際、記者たちにの質問に対し、15万人近くのシリア人の生徒たちがトルコで教育を受け、トルコ語の授業も受けていると述べ、次の様に話した。

「シリア難民の子供の内8千人に在留許可と一時的な身分証番号を与え、我々の学校もできちんとした教育を続けている。7万人は11県でつくられた難民キャンプの学校で教育を受けている。7万1千500人もまた様々な県の自治体や県知事府、市民団体等によって運営されている学校で教育を受けている。つまり15万人近くのシリア人の生徒が現在トルコで教育を受けているのである。我々の計算によるとこのほか20万人近くの未だ教育を受けていない子供たちがいるとみられる。この子たちにはキャンプにいるシリア人の教師たちがシリアの教育法によって教育を行っている。彼らは12年生を終え、習熟度試験に合格したら、高校卒業と同等にみなされ、定員に含まれるかたちでトルコの大学に入学できる。その他これらの学校の全てで1年生から週5時間のトルコ語の必修授業がある。したがって15万人近くのシリア難民たちの子供たちに同時にトルコ語も教育しているのである。国際社会もこの問題について責任を負うことが期待されている。しかし今日までユニセフによる限られた貢献の他に、国際社会は実をいうと真剣な貢献をしてこなかった。トルコがこの1か月、さらには3日間で受け入れたシリア難民の数はヨーロッパ中の国が戦争が始まってから受け入れた数より多い。全ヨーロッパの受入数は13万9千人とみられる。トルコは30万人近くを3日間で受け入れた。したがってトルコはこの件に関して役割以上の事をしているのである。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:岡本悠見 )
( 記事ID:35584 )