チャヴシュオール外相、国連安保理非常任理事国選の敗因を語る
2014年10月16日付 Radikal 紙


国連安全保障理事会非常任理事国選挙を振り返るメヴリュト・チャヴシュオール外相は、「本日、我々の原則的な態度に不快感を覚える国が存在するかもしれない。我々は、票獲得の目的で、自分たちの原則、態度、スタンスを崩すことは出来ない。我々に期待をする国の声、良心を持ち続ける。 国連安全保障理事会で9票を獲得し、同胞パレスチナ人を安心させるたがったが、残念ながら叶わないようである、一部の国のために」と述べた。

メヴリュト・チャヴシュオール外相は、トルコの原則的態度に不快感を覚える国が存在しうる、と述べ、「 我々は、票固め目的で、自分たちの原則、態度、スタンスを崩すことは出来ない。我々に期待する国の声、良心を持ち続ける」と述べた。

同外相は、常任理事国に関する国連安全保障理事会での投票後、記者会見の中で選挙期間中に重要な取組を行ったものの、ニュージーランド、スペインが勝利したと語った。

チャヴシュオール外相は、トルコが国連の重要メンバーであり、重要なイニシアチブを主導しているとし、「今日、非常任理事国に選ばれなかったといえ、国連における我々の責任、貢献を放棄することはない」と述べた。

同外相は、トルコの取組みに多くの国が期待していると強調し、こうした国々を支援する開発プロジェクト、ミッションの数を増やし続けると述べた。

チャヴシュオール外相は、「任理事国に選出されたかったが、今回の投票1回目で109票を獲得した」と述べ、次回以降の選挙の進展につながる、と評価した。

同外相は、勝利したスペインに祝福を述べたと話し、「我々は国際、地域組織との協力、取組をあらゆるレヴェルで継続する。今後のプロセスでも、いかなる国際的組織で、何を行うか公表したい」と話した。

■選挙のためにスタンスを変えることはない

チュヴシュオール外相は、トルコが独自の外交政策を展開することを評価する国、不快感を覚える国の両方が存在すると述べ、「我々に投票する一方で、独自の外交政策を理由に投票するとする国は非常に多い」と述べた。

トルコは状況を窺ったのではなく、原則的な態度を示したと強調するチャヴシュオール外相は、「今日、われわれの原則的態度に不快感を覚える者は存在しうる。しかしいつもながら、一定期間経ってから、我々の態度がどれほど正しいものであるか、認める国も存在する。この先、そうなるだろう。つまり、我々は選挙のために自分たちの原則、態度、スタンスを崩すことはない。我々に期待している国の声、良心を保ち続ける」と述べた。

■パレスチナの同胞を安心させたい

パレスチナのためにも国連安全保障理事会での理事国入りを願っていた、と述べるチャヴシュオール外相は、「国連安全保障理事会で9票を獲得し、パレスチナの同胞を安心させたいと願っていた。だが、残念ながら叶わないようである、一部の国のために。結局、我々は、パレスチナ同胞を見捨てるのか?いや、あらゆるプラットフォームで国連を初めとして、彼らを支援し続ける」と話した。

さらに、国連におけるトルコの活動が今回の選挙のみに結びついていないとし、トルコは人間中心主義的政策を行使して世界のあらゆる場所で存在し続けると述べた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:35585 )