エゲ大学で、学生衝突
2014年10月18日付 Hurriyet 紙


イズミル県エゲ大学キャンパスで、近頃のアタテュルク像やトルコ国旗への暴力に異議を唱えるために、あるグループが記者発表を行った。その後解散したグループメンバーと、彼らに干渉した反対意見をもつ学生たちの間でけんかが起こった。しかし対策を講じていた警官が介入し、大きな事件には至らなかった。

エゲ大学アタテュルク主義思想研究会を始めとするいくつかの学生団体メンバーが、コバーニーへの支援を目的に国内で行われているデモ活動において、アタテュルク像やトルコ国旗に暴力が振るわれていることを非難するために、プールサイドに集まった。

ボズクルトサイン(民族主義者のサイン)をするグループによっても支持されたグループは、キャンパス内でしばらく行進して事件に対する抗議を行った。

グループを代表し、記者発表はアタテュルク主義思想研究会会長のブラク・クルト氏が行った。トルコを混乱に陥れようとしている述べたクルト氏はまた、「トルコ国内中で、アタテュルク像が燃やされたり、トルコ国旗が引き摺り下ろされたりしていることは、明らかな挑発的行為だ。けれども、よく理解しなくてはならない。今日、私たちが守るべき最も重要な価値は、ムスタファ・ケマル・アタテュルクである。私たちが一体となる場所は、トルコ国旗のもとなのだ。アタテュルクと、そしてトルコ国旗のある場所にこそ、団結があり、平和があり、友愛があるのだ。私たちは学生として、トルコに以下のようなメッセージを伝える。すなわち、今日のトルコ国内の状況を抜け出し、混乱に陥らないようにするための唯一の方法は、今日私たちのキャンパスでそうであったように、アタテュルクと、そしてトルコ国旗のもとでで一体となることだ。」と述べた。

アタテュルク像やトルコ国旗に暴力が振るわれているとしてプロテストを行ったグループには、ボズクルトサインをする学生らも支持を表明した。

■解散するや時に…

グループメンバーが記者発表の後に解散する時、彼らに反発を示し、スローガンを叫ぶ人々との口論が始まった。ボズクルトサインをするグループのメンバーと彼らに反対する人々との間で、キャンパス内で、石や鉄の棒、ナイフなどを使った喧嘩が起きた。記者発表に際しキャンパス内で対策を講じていた機動隊の警官が事件に介入した。催涙ガスを用いた警官の介入により、両グループは隔てられ、遠ざけられた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:35598 )